時に大寒。
寒さ厳しき折から、立春に向かうころ。
川崎競馬場では、ダートの古馬王者決定戦・川崎記念(JpnⅠ)が施行されます。
身を切るような厳寒の中、乾いた砂塵を巻き上げながらの熱戦は、ダート競走の醍醐味ともいえます。
そんな川崎記念を、四半世紀近く前に制したホクトベガ。
旅をするように生きた彼女に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。
スマートフォンも、インターネットも、衛星放送もなかった、あの時代。
当時高校生だった私が、どうやって彼女の訃報を知ったのか、よく覚えていません。
ただ、それを知ったときのショックは、覚えています。
気軽に旅をすることも難しいこの時世だから。
なおのこと、彼女の馬生に想いを寄せ、祈りを捧げたくなります。