大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

依存、自立、そして。

人の心の成長は、「依存→自立→相互依存」というプロセスをたどる。

 

これは、個人の心の成長においてもそうであるし、誰かや何かとの関係性においても、同じようなプロセスをたどる。 

 

生まれ落ちたとき、何か新しいことを始めたとき、いままでと違う環境に身を置いたとき、人は「依存」の状態からスタートする。

 

文字通り誰かに依存しないと落ち着かず、自力で何もできない無力さを感じ、誰かに何とかしてほしいと願い、不安や怖れといった感情を感じやすい…そういった状態のことだ。

 

それは、お腹が空いてミルクがほしくても、泣くしかない赤子に例えられるかもしれない。

 

その状態は、自分という主体を誰かに明け渡していると同じで、辛く苦しいので、何とか自分の足で立とうとしていく。

 

自分であの面白そうなおもちゃを手に取るために、あるいは「おなかがすいた」ということを伝えるために言葉を覚えたり。

 

すなわち、誰かに頼らず自分で主体的に行動して、自分で世界をコントロールしようとする。

 

「自立」と呼ばれる状態に移行していく。

 

ところが、「自立」の状態には多くの問題が孕む。

 

自己を確立していくがゆえに、自分のやり方にこだわり過ぎて孤立を深めたり、あるいは「依存」の状態が辛かった反動で、頑張り過ぎて燃え尽きてしまったり。

 

誰かと比較・競争をしてしまいやすいのも、「自立」の状態に起こりがちな状態である。

 

それを手放して、相手や世界と調和して生きることもできよう。

 

「相互依存」、と呼ばれる世界である。

 

 

このモデルは心の成長として捉えることもできるし、「親」「会社」「お金」「恋人」といった自分の外部との関係性においても、同じように捉えることができる。

 

何もかも親がやってくれた子ども時代から、反抗期を経て、お互いに一人の人として関係性を築いていく、というプロセスにも見ることもできるし、

 

あるいは新入社員として会社に入りどこかの部署に配属され、業務を覚えいろんな経験を経て社外を見たりして、会社と対等な関係性を築く、というストーリーに見ることもできる。

 

もちろん、必ずしも「依存→自立→相互依存」と一直線となることもなく、「自立」したかと思ったら、問題が起きて「依存」に叩き落されたりもする。

 

成長は、直線状というより、螺旋階段を昇るようだ。

 

いま、自分がどのプロセスにいるのか、を考えてみることは、非常に有益だ。

 

「依存」の状態にいるのであれば、自分を確立するために何かを行動し、頑張ってみるのが処方箋になる。

 

ただし、何か問題(異動、失職、失恋など)が起こって、「依存」の状態になってしまったばかりのときは、ゆっくりと羽を休めることが大切だが。

 

逆に、「自立」の状態にいるのであれば、少し手を抜いて休んだり、誰かの力を借りたり、助けを求めることが鍵になる。

 

自分でできることと、自分では何ともならないことの線引きをすること。

 

「人事を尽くして天命を待つ」「則天去私」「行雲流水」…それらの言葉は、そのような叡智を教えてくれているのかもしれない。

 

 

さて、ここで毎日書き始めて三年間が経った。

 

kappou-oosaki.hatenablog.jp

書くことに対する考え方、感じ方、あるいはスタンスを振り返ってみると、やはり上に述べたようなプロセスをたどっているように感じる。

 

はじめは、やはり周りの反応が気になり、アクセス数が気になったり。

 

見てほしい、評価してほしい、褒めてほしい…そんなふうに感じることが多かった。

 

けれど、時を重ねるごとに、見てくださる方に、世界に、書くことで何を与えようか、ということを考えるようになった気がする。

 

いまは、先日書いたように、「ここにいます」という感じだろうか。

 

それは、愛してほしい、愛しています、ここにいます、というプロセスと似ているのかもしれない。

 

この先、そのプロセスがどう変わっていくのだろう。

 

それは、続けることでしか分からないのかもしれない。

 

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