今日は大暑、一年で最も暑さが厳しく感じられる時期。
まさに、夏本番。
今年は梅雨明けが平年よりも遅いが、それでも今日という日を待ち構えていたかのように、まさに夏の陽射しだった。
夏を夏らしく楽しむには、夏は短すぎると思うのだ。
スイカも食べないといけない。
花火に浴衣も見たい。
水遊びもしたい。
夕方の縁側でうたた寝したい。
夏祭りの高揚感。
墓前に捧ぐ祈り。
線香花火が落ちるのを見て切なくなりたい。
かき氷をかき込んでキーンと頭が痛くならないと。
ローカル競馬。
ビアガーデンに涼を求めたい。
遠くへドライブ。
カブトムシもクワガタも捕まえないといけない。
忘れちゃいけいない、夏の旅。
そうこうしているうちに、もう来月の7日には、秋立てる日が訪れてしまう。
お盆、そしてツクツクボウシが鳴き始めたら、もう切なさが胸を覆ってしまう。
あまりにも短き、夏よ。
この身を焦がすくらい、暑くあってくれ。
その熱を、忘れぬように。