大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

絵葉書は、旅をするように。

kappou-oosaki.hatenablog.jp

昨日のエントリーの通り、手紙を書いている。

親しい人、たいせつな人、たいせつなお店、つながりのある方たちの笑顔を、思い浮かべながら。

丁寧に文字を書く、ということは、心を落ち着かせる効果もあるようだ。

与えることは、受け取ること。

その深淵に、また触れたように思う。

さて、私は旅先で絵葉書をよく買う。

買うのだが、根が貧乏性なのか、それとも思い出深い旅だとなのか、なかなか使えずに溜まっていく一方でもあった。

今回、いい機会なので、使っていこうと思った。

絵葉書も、茶碗も、何でも使ってこそ、なのだろう。

そう思い絵葉書を眺めていると、私の心はその地へトリップしてしまう。

どの絵葉書も、思い出深い。

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去年、冬至前日に訪れた伊勢神宮

宇治橋の大鳥居から眺めた、神々しい日の出を覚えている。

何枚か買ったのだが、この内宮の正宮の絵葉書だけ、手元に残った。

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花の都、パリ。色彩が、豊かだ。

カフェのある日常が、早く戻りますよう。

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こちらは、一昨年訪れた千歳市のノーザンホースパークの絵葉書。

ヴィクトワールピサ、ゴールドシップ、エピファネイア、ダイワメジャー…綺羅星のような、優駿たち。

少し雲の出ていた空を、よく覚えている。

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札幌のモエレ沼公園。

ピラミッドの下に響いたクリスタルボウルの音色と、青い空の色を、よく覚えている。

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熊野本宮大社の絵葉書。

八咫烏のポストは、もう黒色に戻ったのだろうか。

ここもまた、訪れるのだろう。

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去年訪れることができた、天河大辯財天社。

水彩の淡いタッチの絵が、あの透明感あふれる境内を思い出させてくれる。

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同じ旅で訪れた、熊野本宮の奥宮、玉置神社

写真からも霊気が立ち上るような、神代杉。

玉石社の写真を見ているだけで、くらくらしてくる。

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鎌倉の東慶寺と明月堂。

訪れたのは、もう3年前になるのだろうか。

絵葉書を眺めていたら、時間の流れがよく分からなくなってきた。

思い出深い旅は、絵葉書と一緒に。

また、旅をしよう。訪れよう。