いよいよ2019年最後の日。
年の瀬の恒例行事になっている、「ほぼ日手帳」の中身の入れ替えをしている。
色目に惹かれた「ロビンエッグ」のカバーも随分と古くなってしまった。
変えようと思うのだが、なかなか愛着がわいてしまってそのままに。
2019年の手帳をめくって振り返りながら、
2020年の予定を新しい手帳に書き移していく。
同時に、御守りのような言葉たちも、一緒に新しい手帳に移植していく。
スマホのアプリでもいいのだが、やはり手で書いて残す手帳が好きだ。
たくさん書いたページの裏面の凸凹を触るのが、何とも心地よくて。
大掃除よりも忘年会よりも、年の瀬を感じる時間である。
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今年の手帳をめくりながら、過ぎ去っていく年を想う。
2019年、そして平成31年であり令和元年。
振り返れば、いろんな場所を訪れることができた。
父と訪れたナゴヤ球場のライトスタンドは、もう無く。
ゴトビキ岩の神秘と雄大さに触れ。
玉置の神さまに畏怖し、
新緑の風の下、熱狂を味わうことができた。理不尽を、愛せ。
霜月に同じ距離、同じコースで。変化を、怖れることなかれ。
猛暑の下、フクイサウルスを発掘し、
その葉月の終わりにブルーベリーを摘んだ。
冬至のころ、内宮の宇治橋で当たり前に気付き、
新しい出会いにも、感謝。
人の縁が、美味しいものをもたらして。
人に会いに行く。美味しいものに会いに行く。
美味しい記憶は、楽しい記憶。
結局、断酒は1年間続いた。
神無月のころ、真っ白な画面と向き合い、己の深淵に潜る。
虹の、根元を見た年だった。
あの根元に、何が埋まっているのだろう。
いろんな空と、雲を見た年でもあった。
その道は、またこれからどこかへとつながって。
思い出深いギフトの年、2019年でした。
おかげさまで、今年も毎日更新を続けることができました。
ありがとう、2019年。