大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

いまそこにある美を見つめる。

小雪も過ぎ、日に日に秋の深まりと冬の訪れを感じる日々。

前日からの雨は、明け方に止んだようだ。

おかげで肌寒かった前日とは違って、黄金色の陽射しが暖かかった。

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それでも、ところどころに雨の記憶を見つける。

雨上がりの朝だけの、美しさなのかもしれない。

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道ゆく先の花にも、わずかに雨の記憶が。

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暖色のグラデーション。

秋深し。

抜けるような青空との対比は、この時期だけの美しさ。

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秋の陽射しは、どこか優しげで。

けれど、その陽射しが味わえる時間は、思いのほか短い。

気付けば、寂寥感と肌寒さのある黄昏がすぐに訪れる。

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帰り道では、早くもサンタクロースが出動していた。

この赤と白の配色を見ると、もう一年も終わりである。

いまそこにある美をみつめること。

それは、いつでも可能なのだと気付かされる、小雪のころの、散歩道。