大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

ロッド・スチュワート「A Spanner in the Works」に寄せて

UKの誇るロックスター、ロッド・スチュワートが数々の名曲をカバーしたアルバム、「A Spanner in the Wroks(邦題:ユア・ザ・スター)」に寄せて。

 

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調べてみるとリリースが1995年、もう四半世紀も前のことになるらしい。

 

ロッド・スチュワートを知ったのは、この曲「Lady Luck」からだった。

  

 

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私が中学生の当時、浅野温子さんが主演の刑事ドラマのエンディングテーマにタイアップされていて、その独特なサウンドと歌声に惹かれた。

 

なかなか振り向いてくれない幸運の女神さまにブーたれる、といった趣だろうか。

 

それにしても、この曲の雰囲気と御大のしゃがれ声が、素晴らしくマッチしてカッコよすぎるのだ。

 

ネット検索などない時代のこと、曲名を調べて、その曲が収録されたCDを調べて、どこに売っているか調べて…と捜索して、名古屋駅タワーレコードで、1枚だけ在庫が残っていた直輸入盤を見つけたときの感動をよく覚えている。

 

今では検索の小窓にポチポチと入力をすれば、ものの1秒足らずで全てが分かる。

 

それにしても、便利な時代になったものだ。 

 

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3曲目のトラック、「Leave Virgina Alone」。

 

アメリカのミュージシャン、Tom Pettyの曲だそうだ。

 

シンプルな構成が、年を重ねるほどに味わい深い。 

 

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こちらは11曲目、「Soothe Me」。

 

「お前の愛の力で、俺を落ち着かせてくれ」という、ドストレートな表現がカッコよすぎる。

 

もとはTHE SIMS TWINSというデュオの曲らしいが、そのとっつきやすいリズムとメロディから、多くのアーティストにカバーされた名曲。

 

一度聴くと、しばらく耳から離れないリズム。

 

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トラックの最後を飾る名曲、「Purple Heather」。

 

もとは19世紀のスコットランド起源の曲らしい。

 

親しみやすい中になぜか郷愁を誘うメロディライン、それをロッド・スチュワートが渋く歌い上げ、そして後半のコーラスは宗教曲のような崇高さをたたえて、聴き終わった余韻をたっぷりと楽しませてくれる。

 

トリを飾るのにふさわしい名曲。

 

= 

 

男の子は誰でも、洋楽に憧れる時期があるように思う。

 

私の周りでも、中二病という言葉があるように、14歳前後くらいの中学生の時期に聴き始める友人たちが多かった。

 

おそらくそれは、テレビで流れるヒット曲に飽き足らず、「オレは(お前らの知らない)こんなスゲー曲を知ってるんぜ」という思春期特有の心理からくるものかもしれない。

 

たとえば女の子から「どんな音楽聴いてるの?」と質問された答えに、どのアーティストの名前を持ってくるかは、思春期の男の子にとって大変重要な問題だった。

 

「何を着るか」というファッションと同じくらいに、「何を聴くか」という音楽でのカッコつけは、男の子なら誰しもが通る道だと思うのだが、どうだろうか。

 

それはさておき、思春期に洋楽に触れたあと、そこからほんとうに洋楽が好きでそれにハマっていく男性と、思春期のある時期を過ぎると少し離れてしまう男性に別れるように思う。

 

私の場合は、後者だった。

 

洋楽にどっぷりとはハマらなかったものの、その時期に聴いた洋楽は今でも聴き続けている。

 

これから思春期を迎える息子たちの世代は、どうなるのだろう。

 

「テレビのヒットチャートに出ていたCDを買う」という私が思春期の頃の音楽体験から、「ストリーミングで自分の好きな曲を探す」という音楽体験に変わったあと、若い世代はどんなふうに音楽を見つけるのだろう。

 

私が中学生の頃に聴いた名曲の数々を、彼らが見つけることもあるのだろうか。

 

そう考えると、素晴らしい音楽というのは、やはり人類の遺産なのだと思うのである。

 

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