大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

収穫までのプロセスのよろこびに比べれば、結果の良し悪しなんてほんのささいなことなんだ。

とかく人は「結果」を見たがる。

 

いくつの、どれだけの、何々と比べて、どうだったのか、と。

 

けれど、ほんとうのところ、大事なのはそこにいたるまでの「プロセス」なのだ。

 

その「プロセス」を歩むよここびに比べれば、結果の良し悪しなんてのは、ほんのささいなことなんだ。

 

 

先日、ベランダ菜園で育てているオクラの記念すべき初収穫をした。

 

夏野菜らしく、梅雨明けした強い夏の陽射しを浴びだすと、驚くほどのスピードで日々葉を広げて大きくなっていった。

 

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やがて、葉の先端に小さな花が咲き、その花が落ちた後に身が生りはじめた。

 

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花が落ちてから4~5日が収穫時期で、遅くなると実が硬くなり、美味しくなくなるとのことで、タイミングを見計らって収穫祭を決行した。

 

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こちらが、その収穫されたブツである。
 
朝採れのオクラは、スーパーで見るネットに詰められたそれよりも、瑞々しい艶を放っていた。
 
さっそく、輪切りにして鰹節と醤油を少々垂らして、頂いた。
 
おどろくほど、美味しかった。
 
生命力にあふれた味がした。
 
オクラを育てることを決断された息子殿も、ご満足いただける収穫祭と採れたての味だったようで、去年のナスを枯らしてしまった失敗もあってか、非常にご満悦であった。
 
 
1本だけ?
 
そう、いまのところ1本だけ、である。
 
そのために、プランター、敷石、家庭菜園用の土、化成肥料、支柱、オクラの苗を買うというコストをかけ、さらに毎日朝晩水やりして、できる限り陽の光の当たる場所に移動させるという労力をかけている。
 
スーパーで買えば、5本入り108円で買えるのに、だ。
 
それでも、それだけのコストと労力をかけた結果が、1本だけの収穫だから失敗だとは、当然のことながら思わないのが、人の不思議なところだ。
 
この1本を収穫するまでに、苗が日々大きくなる驚き、毎日お世話をさせてもらう喜び、花が咲いた嬉しさ、そして実が生り、収穫を今か今かと待ちわびる時間…それは、去年のナスの失敗から続く「プロセス」であり、その全部がよろこびの時間だった。
 
普段は「コスパ」なるものを信奉して、未だ見ぬ「結果」に思い煩うのに、これほど「コスパ」も「結果」も悪いものに喜びを覚えるのだから、人の心というのは、あらためて不思議なものだな、と思う。
 
それは、ベランダ菜園の話しだけではないように思う。
 
あらゆることに言えるのは、「プロセス」のよろこびに比べれば、「結果」なんてのはオマケに過ぎない。
 
「結果」を出すために「プロセス」を頑張る、という思考によく陥るのだが、ほんとうのところ、その因果関係は逆なのだ。
 
「プロセス」を楽しんでいると、勝手に「結果」がついてくるだけなのだ。
 
その因果関係、ベクトルは不可逆なのだと、収穫した1本のオクラを眺めながらしみじみ思う。
 
 
1本のオクラを通じて、小さな先生は人生の黄金律を教えてくれるようだ。
 
「結果」はあくまでオマケ。
 
「プロセス」という熱の中に、人生の果実は生るんだ。
 

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〇大嵜直人の書斎:2019/8/15

1.某メディア様への寄稿記事

→ 次回記事「名人」(仮)構想中、寄稿目標8/25

2.ものがたり

→ 執筆中、タイトル未定

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