大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

無題

アスファルトから立ちのぼる、むせるような熱気にあなたは顔をそむける。

 

蝉が、鳴いている。

 

ふっとため息を一つついて、あなたは今日の予定に頭をめぐらせる。

 

よりどりみどりとも言えるし、ただ単に忙しい、とも言える。

 

あなたはもう一度、ふうっとため息をつく。

 

優先順位をつけようと、あなたはもう一度頭をめぐらせる。

 

何を、やらなければいけないんだっけ。

 

何を、やりたいんだっけ。

 

思いのほか、その答えは難しいことに、あなたは気付く。

  

「何かをしなければ」という想いの裏には、

「何かをしなければ、私には価値がない」という意識が深いところで横たわっている。

 

「頑張って身につけたもの」で自分の価値を認めていると、

「それがない自分には、価値がない」という前提が深いところで働いている。

 

ほんとうのところ、そんな鎧や盾はいらないことを、あなたは知っている。

 

だからこそ、その鎧や盾で閉じこもる時間が必要だったのかもしれない。

 

いままで、守ってくれて、ありがとう。

 

さて、どうしようか。

 

あんみつかところてんを選ぶときのように、軽やかに選ぼう。

 

また立ち上ってきたアスファルトの熱気から逃れるように、あなたは顔を見上げる。

 

紺碧の色を見上げて、あなたは夏の訪れを知る。

 

夏は、どこへも行っていなかった。

 

あなたは、どこへも行っていなかった。 

 

どこへも、行く必要がなかった。

 

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〇大嵜直人の書斎:2019/7/28

 1.某メディア様への次回寄稿記事

→仮タイトル「導火線」で構想中、寄稿完了目標:7/28

2.ものがたり

→ 処女作プロット作成中、起稿目標:7/29

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【大嵜直人の執筆記録】

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