大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

やがて、同期へ還る道。

美味しいものを食べてるときは、

意識が「いま」に向くのよ

 

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その方は、まるで太陽は東から昇るでしょ?というように、

さも当たり前のようにそう言った。

 

まるで真冬の縁側にできた陽だまりのような笑顔とともに。

 

私は今まであまり意識していなかったが、

それはそうだよなぁ、と私は思う。

 

過去に未来に意識を裂かれて、心をすり減らしやすい性質の人たちにとって、

それは大いなる恩恵なのかもしれないな、とも。

 

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インターネットの偉大な功績の一つは、「非同期」のコミュニケーションを、

コストと時間ロスなしで可能にしたことと言われる。

 

もちろん言うまでもなく、インターネット以前にも非同期コミュニケーションは存在した。

 

手紙やファックス、電報、あるいは中元・歳暮、花を贈るといったものも、それに含まれるのだろう。

 

けれども、インターネットが決定的に変えたのは、「時間ロスなく」「ローコスト(ほぼ0に近い)で」「非同期で」コミュニケーションが可能になったということである。

 

私が大学生の頃、ようやく普及し始めたパソコンを使って、Eメールに触れてその利便性に驚いたし、電子掲示板にワクワクしたりしていた。

 

直接会っての会話や、電話などの「同期」コミュニケーションと異なり、それらは相手の都合に関係なく情報伝達ができる。

相手からしても、それは同じで。

 

つながろうと思えば、「いつでも」ながれる。

 

そして、私が三十路になろうとしているころ、iPhoneの登場によってスマートフォンを皆が使いはじめた。

 

手のひらにパソコンの機能をもってきたこの革命児が、すごかった。

「いつでも」に加えて、「どこでも」つながれるようになった。

 

LINEなどのチャットサービスや、SNSの魔法の力によって、人は「いつでも」「どこでも」つながれるようになったのだ。

 

寂しがり屋でいつもつながっていたい私のような人間にとっては、ありがたい限りの世界になったといえる。

 

 

けれども、SNSやチャットサービスが発展した先にあるのは、また「同期」コミュニケーションなのかもしれない。

 

24時間で消えるストーリーのような動画投稿サービスが増えたり、LINE通話で「オンタイム」につながりたい人が多かったりする。

 

かつてEメールや携帯メールが普及しはじめたころ、若者は「愛の告白」もメールでするのが当たり前、というような現象が話題になったことを覚えている。

 

年配の方が眉をひそめる、というようなステレオタイプの構図だったが、手紙で告白するのと何が違うのだろうか、と私は思っていた。

 

ところが、最近はLINEなどのチャットサービスで告白をするよりも、学生や若い人は実際に会って告白するという文化が浸透し始めている、という話を聞いた。

 

なんの定量的なデータもない話なのだが、さもありなんとも思う。

 

便利で自分の都合で話せる「非同期」コミュニケーションの先に待っていたのは、不便でもコストがかかろうとも、大切なコミュニケーションは「同期」でアナログなものに還ってくるのかもしれない、という面白い考察。

 

やがて、同期へ還る道。

 

 

そう考えると、やはり美味しいものを囲むのは最高の「同期」コミュニケーションだと思う。

 

一人でじっくり意識を「いま」に向けるのもいいのだが、アナログに対面して話するということの価値は、これからも上がりこそすれ下がりはしないのだろう。

 

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「いま」口に含んだそのものの味わいに意識を向け、

「いま」目の前の人の発した言葉に意識を向ける。

 

冒頭の女性の金言にもし付け加えるのならば、

「一緒に」というパワーワードなのだろう。

 

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美味しいものを食べてるときは、

意識が「いま」に向く

 

誰かと一緒に美味しいものを食べているときは、

意識が「いまここ」に向く

 

きっとそうなのだろう。

  

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