大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

陽中の陰において、己が深淵に潜りて書くことの意味を探ること

漫画「陰陽師」に影響されたタイトルをつけてみたが、今日は秋分の日。

陰陽で見ると「陽極まりて陰となす」の通り、夏至から発生した陰の気がだんだん増えていってちょうど真ん中になるのが「陽中の陰=秋分」と言われる。

陰陽どちらつかずの、宙ぶらりんの状態。

ようやく日中も過ごしやすくなってきて、気候としては1年の中で最も過ごしやすい気候ではあるのだが。

さて、そんな陰陽の気と同じように、私の「書くこと」も宙ぶらりんの状態のようだ。

書けないのか、書きたくないのか、書くことが怖いのか。

自らの内面の見たくない面なども見ながら、自分の「書くこと」の意味を探っている。

自分が書くことで「伝えたいこと」「表現したいこと」の意味を、改めて問うている。

そして、それを直視することが怖いのだ。

スティーブン・コヴィーは「7つの習慣」のなかの二つ目の習慣で、

「ミッション・ステートメントの中心」というものを挙げている。

自分の果たすべき「原則」というべきもの、そして自分の行動を決める、もっとも「源泉」となるもの。

中その中心には、パートナー、家族、お金、仕事、所有物、遊び、友達、敵、宗教、自分自身のどれに偏ってもよくないと言う。

あくまで、自分自身が果たすべき「原則」を中心に据えることだ、と。

私にとっての「原則」。

それは、必ず自らの内側にある。

どうしても人は自分の外側に何かを求めるが、外側にあるのはヒントでしかない。

答えは、いままでの私を形づくってきたことの中にしかない。

それをしばらく探すことにしよう。

必ず季節が移ろうように、必ずそれも見つかるはずだから。

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昨日は所用で金沢に日帰りで。

名神・関ヶ原まわりのルートにしたら、杉津パーキングエリアで美しい敦賀湾を望めた。

陰陽師風に言うなら、
陽中の陰を前に秋雨煙る敦賀湾を望むこと
あたりでしょうか。

今日もお越し頂きありがとうございました。

どうぞ佳き日をお過ごしください。