大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

「好きなことを無心で歩くことが人生の要になります」

今日から9月、長月です。

名古屋では最高気温が41℃近くという、初めて体感するような気温が続いた8月も終わってしまいました。

日中はまだ暑さを感じるものの、風や雲や音に秋を感じるようになりました。

季節の移ろいとは早いものです。

月が替わると気持ちも新たになりますが、いろんなことを振り返りたくなるものです。

 

少し前に、お会いした方からアドバイス頂いた言葉でした。

「好きなことを無心で歩くことが人生の要になります」

含蓄のある言葉のように思えます。

好きなことを重ねていくことが、人生の要。

いま、私が心を惹かれるもの。

書くこと、美味しい肴と酒、心許せるコミュニティ、競馬、神社仏閣、心の世界のこと、そして家族と愛について・・・

そうしたものに触れて、無心になれる時間を増やすこと。

やはりそれが、自分の人生の要になること。

それを、もう一度深く肚に落としていきたいと思うのです。

好きなことを重ねるというと、簡単なように聞こえますが、どこかで私たちは「一番好きなこと」を遠ざけようとしがちです。

それは、自分は幸せになってはいけないという罪悪感や、

自分にはそんな素敵なものは似合わないという無価値観だったり、

そんなことをするのは周りの目が気になるという他人軸が影響します。

けれど、それもひっくるめて、もう一度好きなことを重ねることをしていきたいと思います。

好きなことをするためには、いろんなことが障害になる場合があります。

お金を工面しなければいけなかったり、

忙しい中、時間を確保しなければいけなかったり、

家族や周りの友人にいい顔されなかったり・・・

そうした自分の周りが障害になることもあれば、

それをやっても仕方ないとか、

自分には才能がないとか、

本当に好きなことに飛び込む怖れが出てきたり・・・

そんなふうに障害が自分の内面からくる場合もあります。

それでも、やるのか、あるいは、やらないのか。

「怒られるから、バイトが休めない」

のではなくて、

「怒られるから、バイトを休める」

というのが、一つの真実だと思うのです。

「お金がないから、それができない」のか、
「お金がないけど、それをやる」のか。

「才能がないから、それはやらない」のか、
「才能がないけど、それをやる」のか。

「パートナーに反対されるから、それはできない」のか、
「パートナーに反対されても、それをやる」のか。

「反対されるのが嫌だから、言わない」のか、
「反対されても、言いたいことを我慢するのをやめる」のか。

「素晴らしい自分じゃないから、愛せない」のか、
「ダメでクズでゲスな自分でも、愛する」のか。

私もまだまだ、お金や他人といったものに振り回されます。

けれど、それでも、振り回されても、

「やる」のか、「やらない」のか。

結局、突き詰めていくと求められる答えは、それなのかもしれません。

 

才能はないかもしれない。

誰にも評価されないかもしれない。

応援してほしい人に、反対されるかもしれない。

ダメでクズでゲスな私は、まだまだ過去に負った傷まみれかもしれない。

それでも。

「やる」のか、「やらない」のか。

そんなことを感じた、新しい月の始まりでした。

今日もお越し頂き、ありがとうございます。
どうぞ佳き日をお過ごしください。

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