大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

夢の種は、ハウス栽培よりも自然栽培の方がよく育つ

種を植えることについてのテーマを、昨日に続いて。

 

好きなものに囲まれて暮らすためには、まず夢の種を植えること。

そして植えた種はビニルハウスの中の温室よりも、外気に晒した方がよく育ちます。

大切なものほど、外の世界に晒すのは怖く、勇気がいります。

けれど自分の中だけで温めているよりも、いろんな人の目に晒された方が、夢の種は大きく育ちます。

「すごく自分の気に入っている写真、スルーされたらいやだな」

「こんなこと書いて、否定されたらどうしよう」

「練習に練習を重ねたこの歌が評価されなかったら、やってられない」

「集大成のこの絵、やっぱり批評されるのが怖い」

夢の種を自分の中だけで温めたくなる心理。

かくいう私もずっとそうでした。

周りの評価を気になって、できるだけ自分を出さないように。

 

けれど、夢の種は外気を好むと思うようになりました。

もちろん外気に晒すと、ときに北風に晒されたり、冷たい雨に打たれたりすることもあるかもしれません。

けれど、多くの場合は暖かな日差しに見守られて、冷たい風雨も糧にしながら種は育っていくように思います。

必ずその種を温かく見守り、応援してくれる人が周りに現れるのです。

すぐにではないかもしれません。

けれど、必ず晒した夢の種は誰かが見つけてくれます。

ふとしたときにお客さまが、お気に入りの割烹を見つけたり、あるいは心惹かれる写真集が目に入ったり、心に残る言の葉をWebで見つけたりするように。

 

夢の種を植えていきましょう。

そして誰にも遠慮することなく、それ世界にを与えていきましょう。

それが、きっと生きた痕跡を残すことになります。

それはきっとそれを必要とする誰かが必ず発掘してくれます。

7000万年前に生きた恐竜の痕跡も、こうして発掘されるのですから。

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