大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

訪問記

感情が眠る場所。

感じきれなかった感情は、心の奥底で感じられるのを待ちながら、眠っているという。 その場所は、ふだんは閉じられている心の深い場所なのだろうけれど、それは物理的な場所の場合もあるように思う。 忘れられたその感情は、静かにその場所でひっそりと、来…

円頓寺という街の記憶。

名古屋市西区は那古野にある、円頓寺商店街を久しぶりに訪れた。 分厚い雲からは、大粒の雨が降り続いていた。 今週には関東方面も梅雨明けすると聞いたが、まったくその気配は感じられない。 それどころか、7月の名古屋のうだるような湿気に、全身の汗腺が…

「無駄な時間はなくて」 ~ナゴヤドーム・中日×楽天戦 観戦記

20年ぶりくらいに、ナゴヤドームで中日ドラゴンズの試合を観戦した。 中日の本拠地がナゴヤ球場からナゴヤドームに移転したのが、1997年。 私が高校生のころだった。 移転してから何度か足を運んだが、高校を卒業して実家を出てからはあまり訪れる機会…

第86回・日本ダービー観戦記

朝5時前に起きて、家を出た。 目指すは東京都府中市。 令和元年の、日本ダービーへ。 新幹線の車窓から覗く霊峰は、皐月の青空によく映えていた。 ダービー晴れ、東京優駿日和とでも言うべきか。 ダービーはワクワクというより、切なくなる。夏の甲子園の決…

赤坂を歩く。 ~東京都・日枝神社/赤坂氷川神社 訪問記

以前から行ってみたかった、東京は赤坂にある神社を訪れた。 千代田区にある日枝神社と、港区にある赤坂氷川神社である。 外堀通りの山王下交差点あたりから。相変わらず、ハードワーカーの朝は早い。 道行くビジネスパーソンに混じって、観光と思わしき外国…

熊野古道をめぐる起源と再生の旅6 ~奈良県吉野郡・天河大辨財天社 訪問記

熊野古道をめぐる起源と再生の旅1 ~三重県熊野市・花の窟神社 訪問記 熊野古道をめぐる起源と再生の旅2 ~和歌山県新宮市・神倉神社 訪問記 熊野古道をめぐる起源と再生の旅3 ~和歌山県田辺市・熊野本宮大社/大斎原 訪問記 熊野古道をめぐる起源と再生…

熊野古道をめぐる起源と再生の旅5 ~奈良県吉野郡・玉置神社 訪問記

熊野古道をめぐる起源と再生の旅1 ~三重県熊野市・花の窟神社 訪問記 熊野古道をめぐる起源と再生の旅2 ~和歌山県新宮市・神倉神社 訪問記 熊野古道をめぐる起源と再生の旅3 ~和歌山県田辺市・熊野本宮大社/大斎原 訪問記 熊野古道をめぐる起源と再生…

熊野古道をめぐる起源と再生の旅4 ~奈良県吉野郡・十津川村/玉置山 訪問記

熊野古道をめぐる起源と再生の旅1 ~三重県熊野市・花の窟神社 訪問記 - 大嵜 直人のブログ 熊野古道をめぐる起源と再生の旅2 ~和歌山県新宮市・神倉神社 訪問記 - 大嵜 直人のブログ 熊野古道をめぐる起源と再生の旅3 ~和歌山県田辺市・熊野本宮大社/…

熊野古道をめぐる起源と再生の旅3 ~和歌山県田辺市・熊野本宮大社/大斎原 訪問記

kappou-oosaki.hatenablog.jp kappou-oosaki.hatenablog.jp 神倉神社のふもとの腰掛けで、しばらくぼんやりしていた。 有史以前、人の信仰は自然信仰、山岳信仰、磐座信仰からはじまったと聞くが、花の窟神社といい、この神倉神社といい、まさに御神体「その…

熊野古道をめぐる起源と再生の旅2 ~和歌山県新宮市・神倉神社 訪問記

kappou-oosaki.hatenablog.jp 花の窟神社を参拝した後、熊野灘沿いにさらに車を南に走らせる。 道中、街路樹が椰子の木だったりと、南国の雰囲気を感じさせる。 特段、渋滞もなく30分ほどで新宮市に入る。 熊野三山の一つである熊野速玉大社の摂社である、…

熊野古道をめぐる起源と再生の旅1 ~三重県熊野市・花の窟神社 訪問記

1年前の3月に、八咫烏に導かれるようにして、熊野を訪れた。 kappou-oosaki.hatenablog.jp kappou-oosaki.hatenablog.jp 祈りと瞑想のような熊野古道「中辺路」、そして熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の熊野三山をめぐる旅だったが、それ以来、…

音の記憶、愛された記憶 ~20年ぶり以上のナゴヤ球場 再訪記

「鍵、預からせてもらえるかな」 駐車場所を案内してくれたオヤジさんは、さも当たり前のように話してきた。 ナゴヤ球場開催日にのみ営業してそうな、民間の駐車場貸し。 限られたスペースを最大限利用するための縦列駐車につき、後ろの車が出庫するときに必…

春の風に吹かれて中京競馬場で中山グランドジャンプを応援した日。

暖かな春の土曜日、息子と娘と中京競馬場へ出かけた。 暖かな陽射しの下、まだ桜は咲き誇っていた。 この日は中京開催日ではなかったので、人もまばらだ。 名鉄の中京競馬場前駅の近くの駐車場に車を停めて、入場門へ歩く。 我が青春のサイレンススズカの名…

岡山旅情。

岡山は「晴れの国」と呼ばれるそうだが、なぜか私の訪れる日は曇りや雨の日が多い。 この日も、朝名古屋を出たときから冷たい雨が降り続いていた。 満開だった桜も、この冷たい雨で散ってしまうのだろうか。 着いた岡山駅のホームでは、初めて生で見る「レイ…

何かがなくなる怖れという幻想 ~豊橋市・のんほいパーク 訪問記

先日出た旅のなかで、豊橋市にあるのんほいパーク(豊橋総合動植物公園)を訪れた。 この公園を訪れるのは、ずいぶんと久しぶりだった。 3年ほど前、息子に「恐竜ブーム」がやってきた際に、恐竜に関連した施設を探していたところ、この公園が見つかって車…

SLは、いくつになっても少年の心を満たす ~愛知・犬山市 博物館明治村 訪問記

犬山市にある「博物館明治村」を子どもたちと訪れた。 以前にこちらのエントリーで書かせて頂いたが、そこからすると2年ぶりということになる。 kappou-oosaki.hatenablog.jp 犬山市はこの明治村以外にも、国宝犬山城やその城下町、野外民族博物館 リトルワ…

陽光に誘われて ~岡山・吉備津神社 訪問記

吉備津神社を訪れた。 岡山県岡山市は北区、吉備の中山に位置するこの備中の国の一宮は、気持ちのよい神社だった。 駐車場脇に大きな銅像。 誰のものかと思えば、明治期の激動の中に行き、宰相にまでなった犬養毅公。 恥ずかしながら、この備中の国の出だと…

いびつな器を愛でるように、いびつな自分を。

先日、作陶体験をした愛知県陶磁美術館を再訪した。 その際のエントリーはこちら。 kappou-oosaki.hatenablog.jp あれから1ヶ月、焼きあがった陶器を引き取りに訪れたのだ。 その際につくった作品がこちら。 お茶碗と小鉢を作ったつもりだったのだが、はた…

必要なものは、必要なときに ~東京・渋谷区「明治神宮」訪問記

初めて明治神宮を訪れたので、その訪問記を。 学生時代に川崎市に4年間下宿していたのに、一回も訪れたことがなかった。 もっといろんな場所に行っておけば、と今になって思うのだが、必要なものは必要なときに与えらえるのだろう。 = 地下鉄の明治神宮前…

「それ」よりもだいじなもの ~東京・港区「泉岳寺」訪問記

上京した際に、赤穂義士が祀られている港区の「泉岳寺」を訪れた。 半年前にも訪れたのだが、そのときのエントリーはこちら。 kappou-oosaki.hatenablog.jp 6月上旬に訪れたその際は、小雨の降る曇天の空模様と相まって、四十七人の墓地に線香を手向け、手…

日本に生まれた幸せを噛み締める味 ~東京・「東新宿 炭火割烹 倉乃介 発酵と熟成の幸」訪問記

半年ぶりに東京は東新宿の「倉乃介」さんの暖簾をくぐることができたので、その訪問記を。 以前のエントリーはこちら。 kappou-oosaki.hatenablog.jp = この日は午前中仕事をしたあと、名古屋から新幹線に飛び乗り、品川~渋谷~東新宿まで移動する行程だっ…

I was there. ~第38回ジャパンカップ 観戦記

平成最後のジャパンカップを観戦に、東京競馬場を訪れた。 ジャパンカップを現地で観戦するのは初めてである。 振り返ってみると、府中を訪れたのもエイシンフラッシュが勝ったダービー以来だから、約8年ぶりである。 ずいぶんと離れてしまったものだ。 時…

シラフで一人、旬をつついて癒された週末の夜 ~愛知県刈谷市「魚屋ごんべえ」さん 訪問記

週末、家族は帰省して一人の夜。 久しぶりに、刈谷の「魚屋ごんべえ」さんを訪れようと思った。 断酒中に加えて車なのでお酒は飲めないが、美味しい魚の定食を食べよう。 kappou-oosaki.hatenablog.jp 車で54号線を走る。 ほどなくして、柔らかな灯りの看…

アーティスト・デート ~愛知県瀬戸市・愛知県陶磁美術館 訪問記

「こっぷがつくりたい!」という息子のご要望により、近場で作陶体験ができる愛知県陶磁美術館を訪れた。 久しぶりに触る粘土は、芸術家心を目覚めさせる素晴らしい体験だった。 ここのところ、「The Artist's Way(邦題:ずっとやりたかったことを、やりな…

鰆の塩たたきに沈む ~岡山・「酒囲屋本店」訪問記

岡山県の「酒囲屋本店」さんを訪れたので、その訪問記を。 仕事で訪れた岡山県、実は人生初の訪問。 名古屋からだと新幹線で1時間40分ほど、東京までと同じくらいの時間というのが意外だった。 おのぼりさん気分でパチリ。 駅前には、桃太郎の銅像が。 お…

忘れるということは、思い出すためにあるのかもしれない 〜愛知・犬山市「お菓子の城」訪問記

小さい頃の記憶を鮮明に覚えている人と、割とそうでもない人がいる。 小学生くらいの頃に友達と話したやりとりを詳細に覚えている人もいれば、自分が浸かった産湯のタライの金具の色を覚えているという人の話も聞いたこともあるが、私は後者の方だと思う。 …

奇跡は二人以上で観測される 〜岐阜・郡上市「白山中居神社」訪問記

神社に行くようになったのは、いつごろからだろうかと考えてみる。 記憶に残っているのは、2年前の12月に大阪の少彦名神社、通称「神農さん」を訪れた。 根本裕幸さんのカウンセリングを受けに、わざわざ大阪まで出かけていったのだが、早く着きすぎたの…

実は、あなたの願いを叶えてあげたい人がたくさん周りにいて 〜岐阜・郡上市「郡上八幡城」 訪問記

岐阜は郡上という土地を初めて訪れた。 お盆に徹夜で踊ることで有名な「郡上躍り」、そして清流と鮎で有名な郡上市だ。 目的は、郡上八幡城を訪れること。 私はお城はそれほど興味がないので、そもそも郡上にお城があること自体、「そうなの?」というくらい…

その睡蓮を前にして 〜名古屋市美術館「至上の印象派 ビュールレ・コレクション」訪問記

先日、名古屋市美術館で開催中の特別展「ビュールレコレクション展」に行ってきましたので、その訪問記を。 日曜日の開館と同時を狙って、地下鉄の伏見駅を降りて白川公園へ。 伏見から白川公園への道は、多くの家族連れや若い人たちでいっぱいだった。 まだ…

名古屋のど真ん中で悠久の時を想う 〜名古屋市千種区「名古屋大学博物館」訪問記

いらっしゃいませ、「言の葉割烹おおさき」へようこそお越しくださいました。店主のおおさきです。 先日のお休みに、「名古屋大学博物館」を訪れましたので、その訪問記を。 ================= 名古屋市に長いこと住んでいながら、名古屋大…