大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

書評

人生におけるタラレバは酒の肴で十分だ ~「前田の美学」に寄せて

「~していタラ」あるいは「~していレバ」は、真剣に考えると自己否定クンの格好のエサになりがちですので、酒の肴にするくらいがちょうどいいように思うのです。 なぜなら、今に至るプロセスが完璧なのですから。 もしも、あのときこうしていたら。 もし、…

男の色気が磨かれるとき ~浅田次郎さん「天国までの百マイル」に寄せて

人生の浮き沈みの中で、どっぷりと沈んだとき。 仕事や金銭や交友関係といった、男性の成功として結びつきやすいシンボルが失われたとき。 何をしても裏目、逆目を引き、うまくいかないとき。 そんな地ベタでこそ、男の色気は磨かれると思うのです。 ___…

書評:浅田次郎さん著「鉄道員」より、『角筈にて』に寄せて

今夜も風は涼しく鈴虫の音が聴こえ、本格的に秋の訪れを感じますね。 秋の夜長とは申しますが、秋が訪れると不思議と何か感傷的な気分になります。読書の秋、芸術の秋とはよく言ったものです。 太古の昔から、人は日の射す時間が短くなり夕闇の時間が長くな…