大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

旬の口取り

もっと、好きなことに、無心で。

週末、息子とクワガタ捕りに出かけた。 この時期特有の気まぐれな天候に、決行日を振り回されたけれど、子どものワクワクのエネルギー、そして必要以上に心配する大人の浅はかさ…いろんなものを見せてくれた。 信じることも、心配することも、疑うことも、結…

梅雨の合間に。

梅雨の合間の空の色は、もう夏色だった。 春先の輪郭のぼやけた色調は、もうどこにもなく、透き通った青色のグラデーションが広がっている。 流れる雲の形も、なぜか夏を感じさせる。 降ったり止んだりの空が続いていたが、梅雨の合間の太陽は喜びに満ちてい…

入梅、降雨慕情、紫陽花百景。

雨降りの日のあなたの声は、白い空と同じように輪郭がぼんやりして聴こえる。 今日の雨は少し懐かしい匂いがする、とあなたは言った。 それを思い出しながら、匂いや香りというのは、とても霊的なものだと、私は思う。 だって、五感のなかで最も言語化するの…

芒種につながりについて想うこと。

今日は二十四節気の一つ、「芒種(ぼうしゅ)」。 「芒(のぎ)」とはイネ科の植物の穂先のことで、穀物の種まき、麦の刈り入れ、イネの植え付けに適した時期とされ、徐々に梅雨入りの報せが聞かれるころ。 前日までとは少し違って蒸し暑く、湿った空気が流…

あなたはあなたで咲けばいい。

先週の真夏日とはうって変わって、雨でも降り出しそうな曇り空だった。 肌寒いくらいの気温だが、すでにしっかりと湿気を含んだ風が吹いている。 もうそろそろ梅雨入りだな、と思う。 日曜日の日課のような、近所の幼稚園のコッコへの餌やりへ息子と出かけた…

別れと紫陽花と。

去年の夏から、息子と一緒にカブトムシを幼虫から育てている。 kappou-oosaki.hatenablog.jp なんだかんだ言いながら、秋が過ぎ、年が明け、冬を越し、春までやってきた。 何度目かのコバエの大量発生のため、土を入れ替えようとしたところ、とうとうサナギ…

母の日百景。

「母の日」というプロモーションは、ダイレクトメールの類いでは使えないんだ、と前に仕事でつながりのあった宣伝部の友人が言っていた。 新聞や雑誌広告、駅中のポスターなどの不特定多数の人の目に留まる「一般広告」にはもちろん使えるのだが、個別の顧客…

さて、それは誰に向かって言っているのかな?

自分自身の内面(マインド)が変わると、自分の周りの世界が変わる。 正確を期すなら、起こっていることは全てナチュラルで、内面が変化したことによって、起こったことへの行動が変わる、ということなのだが。 私の場合は、いつもそれを小さな先生が教えて…

新芽が伸びていく、という奇跡。

その広葉樹の新芽が、なんだか気になった。 スマホに残った写真の日付を見ると、今年の年が明けてすぐの頃だったようだ。 まだ1月の寒風吹きすさぶ頃に、枝の間から顔を出してきた新芽に目を惹かれた。 「神は細部に宿る」というが、日常の中にこうした奇跡…

終わりの雨、始まりの雨。

平成最後の朝は、雨だった。 いまが盛りのツツジを濡らしていた。 なくなるもの、 過ぎ去るもの、 失われるもの、 戻らないもの… そうした世の不可逆なものに、いつも私の心は締め付けられる。 思春期から社会人、そして人の親となって過ごした平成という時…

競争心と、芸術性。

風の強い日だった。 息子と娘と出かけた近所の公園では、新緑の色をした葉が忍術のように舞っていた。 ベンチに腰掛けて、すっかり新緑の季節の色になった空を見上げると、また内省の時間になった。 最も嫌いな優位的な立場を使ってのマウンティングをされて…

葉桜が好きだ。

葉桜が、好きだ。 満開の桜もいいけれど、葉桜が好きだ。 今年は4月に入っても寒さが戻ってきたことで、桜が咲いている期間は長かったように感じた。 けれど、散り始めたピンクの桜と新緑の緑が一緒の画面で見られる時間が、少なかったように思う。 やはり…

その花を咲かせるもの、あの空の色を変えるもの、季節をめぐらすもの。

今年は4月に入っても寒の戻りがあったおかげか、桜が長く楽しめましたね という会話をつい先日までしていたような気がするのだが、気づけば季節は新緑に向かっていく。 行く道で咲き誇る花の色鮮やかさに目を見張ったり、 冬の間は見られなかった植物が顔を…

生きるとは、愛を思い出す旅。

朝から気持ちよく晴れた春の日。 気持ちよく晴れ過ぎて花粉が絶好調のようで、寝起きからくしゃみが止まらない。 息子と娘の入学式だった。 桜も今年はのんびりとしてくれて、息子の希望通りに入学式の日まで、その花を散らさずに保ってくれた。 ランドセル…

世の中に たえて桜の なかりせば

決めていたわけでもないが、週末にまた晴れたので誘われるように近所の公園に花見に訪れた。 公園までの道のりでも、いたるところで桜の木の下でレジャーシートを広げ、花見をしている方たちが見えた。 春麗。 うららかな、春。 そんな言葉が思い浮かぶ。 先…

桜のトンネルくぐって。

前日までの、春とも思えない冷え込みが少し緩んだ日だった。 子どもたちの保育園の卒園から、小学校の入学式までの空白の1週間。 平日休みを取って、子どもたちと過ごす一日。 暖かい陽気に誘われて、スーパーでおにぎりとパン、お惣菜を買って川沿いの桜並…

ぼんぼりが朱く染める桜を眺めながら、どうでもいいような過去を想い出す夜

近所の川沿いの桜並木に、ぼんぼりが設置されていた。 その灯りが照らす桜を見たくなって、日が暮れてから川沿いを歩いた。 久しぶりに眺める、夜桜だった。 まるで冬に逆戻りしそうな、ここのところの寒さのせいか、 あるいは、遅い時間のせいか、 桜並木は…

七分咲きの桜の下のサンドイッチに童心について想うこと

思い立って、花見をしながらお昼を食べることにした。 冷たい雨が降った土曜日の後の、朝から晴れ間の見える日曜日だった。 陽は差しているが、風は強い。 たたまご、シーチキン、ハム、ベーコン、きゅうり、トマト。 溶かしたバター、マヨネーズ、そしてサ…

1年ぶりに見たやさしい奇跡。

金曜日に、名古屋でも桜の開花宣言のニュースを見た息子は、週末が待ちきれなかったようで、近所の川沿いの桜並木のチェックに行こう!と朝から急かされた。 週なかから冷え込んだが、気持ちのいい日曜日だった。 昨日の土曜日は、東京の局地予報では雪マー…

深夜まで大きな桜鰤と格闘したお話し。

先日、知人から大きなブリをいただいた。 ブリというと、北陸・富山は氷見のブリが有名だが、最近は気象変動の影響か不漁が続いていると聞く。 いただいたのは、三重県は尾鷲であがったブリだった。 氷見の代わりなのかは分からないが、最近は春のこの時期に…

熊野、八咫烏、一年、空飛ぶカウンセラー。

ちょうど1年ほど前、熊野を訪れた。 kappou-oosaki.hatenablog.jp 当時のエントリーにも書いたが、世界遺産の熊野古道を歩いてみたい、と「ふと」思った。 そうすると不思議なもので、 友人が「熊野」を訪れることになったり、 ニュースやいろんなところで…

淡いピンクのボケの花に、名前の持つ力と往く春を想うこと。

朝から厚い雲が空を覆っていた。 予報を見ると、昼から小雨らしい。 すでに布団のシーツを洗濯機に入れて回してしまったことを少し後悔したが、最近花粉症らしき症状がひどくなってきたことを考えると、室内干しの方がいいのだろう。 はたして、お昼をはさん…

今日も、ここで書くことができてよかった。

3月に入ってすぐだっただろうか、その木の芽を見たのは。 冬の色をした枝の先に、小さな緑が芽吹いていたのを見て、早い春の来訪を感じた。 それから、その木の前を何度も通っているはずなのに、目が向かなかったようだ。 今日ふと目をやると、その芽吹いた…

春は黄色から始まる。

ここ数年来、この自分になるとくしゃみと目の周りの痒みが止まらない。 特に今日は布団のシーツと枕カバー、パジャマをまとめて洗濯したところ、もう取り入れる傍からひどいくしゃみと喉のイガイガ、目の痒み。 これはあの「症」のしわざかもしれないが、あ…

世の美しきもの。

世の美しきもの。 一つ、ちいさきもの。 一つ、やわらかなもの。 一つ、はかなきもの。 一つ、目には見えないもの。 一つ、いまはなきもの。 = 世の美しきもの。 一つ、移ろいゆくもの。 一つ、路傍の花、天上の月。 一つ、凛として張り詰めた真冬の空気。 …

細部にこそ。

先週あたりから、陽の光の色が少し変わってきた気がする。 凛とした色から、少し輪郭のぼやけた色に。 路傍の広葉樹にも、午後のその柔らかな色の光が降りそそいでいた。 その陽の光は、ある一点を照らしているように見えた。 美しい新芽、芽吹き。 言葉を失…

雨水の朝に。

雨水の朝。 少し浅い眠りから起きると、雨の匂いと 昨日までよりも暖かな空気。 立春を過ぎて2週間。 あんなにも冷たかった雪も、 だんだんと暖かな雨に変わり、 池や川の氷も溶け始める節気。 春近し。 寒く苦しいときに張った根は、 やがて春暖の空を覆う…

白梅に白亜紀と道真公を想うこと。

花は白亜紀に初めて咲いたんだよ。 真冬のような冷たい風に咲く山茶花をしげしげとながめる私に、最近恐竜熱が再燃している息子が教えてくれた。 白亜紀というと、今から1億5千万年ほど前から6千5百万年前。 大型恐竜や多様な種類の恐竜が登場し、隆盛を…

いまそこにある奇跡。

昔似たようなタイトルの映画があったような。 「いまそこにある危機」だったか。 それはともかく、危機よりも奇跡を見ていたいと思う。 = 立春も過ぎたのに、北極圏の極寒の冷気が南下してくるとかで真冬よりも寒い週末になった。 東京競馬場の開催は中止。…

さびしさこそ、わがライフワーク。

ときに春は、人の心の奥底に沈んだ思い出を、灰汁のように浮かび上がらせる。 半崎美子さんの「お弁当ばこのうら」を朝の車の中で聴きながら、もの思いにふける。 www.youtube.com あなたの好きなものばかり 入れられないのよ 許してね 体のことも考えて作っ…