大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

旬の口取り

葉桜が好きだ。

葉桜が、好きだ。 満開の桜もいいけれど、葉桜が好きだ。 今年は4月に入っても寒さが戻ってきたことで、桜が咲いている期間は長かったように感じた。 けれど、散り始めたピンクの桜と新緑の緑が一緒の画面で見られる時間が、少なかったように思う。 やはり…

その花を咲かせるもの、あの空の色を変えるもの、季節をめぐらすもの。

今年は4月に入っても寒の戻りがあったおかげか、桜が長く楽しめましたね という会話をつい先日までしていたような気がするのだが、気づけば季節は新緑に向かっていく。 行く道で咲き誇る花の色鮮やかさに目を見張ったり、 冬の間は見られなかった植物が顔を…

生きるとは、愛を思い出す旅。

朝から気持ちよく晴れた春の日。 気持ちよく晴れ過ぎて花粉が絶好調のようで、寝起きからくしゃみが止まらない。 息子と娘の入学式だった。 桜も今年はのんびりとしてくれて、息子の希望通りに入学式の日まで、その花を散らさずに保ってくれた。 ランドセル…

世の中に たえて桜の なかりせば

決めていたわけでもないが、週末にまた晴れたので誘われるように近所の公園に花見に訪れた。 公園までの道のりでも、いたるところで桜の木の下でレジャーシートを広げ、花見をしている方たちが見えた。 春麗。 うららかな、春。 そんな言葉が思い浮かぶ。 先…

桜のトンネルくぐって。

前日までの、春とも思えない冷え込みが少し緩んだ日だった。 子どもたちの保育園の卒園から、小学校の入学式までの空白の1週間。 平日休みを取って、子どもたちと過ごす一日。 暖かい陽気に誘われて、スーパーでおにぎりとパン、お惣菜を買って川沿いの桜並…

ぼんぼりが朱く染める桜を眺めながら、どうでもいいような過去を想い出す夜

近所の川沿いの桜並木に、ぼんぼりが設置されていた。 その灯りが照らす桜を見たくなって、日が暮れてから川沿いを歩いた。 久しぶりに眺める、夜桜だった。 まるで冬に逆戻りしそうな、ここのところの寒さのせいか、 あるいは、遅い時間のせいか、 桜並木は…

七分咲きの桜の下のサンドイッチに童心について想うこと

思い立って、花見をしながらお昼を食べることにした。 冷たい雨が降った土曜日の後の、朝から晴れ間の見える日曜日だった。 陽は差しているが、風は強い。 たたまご、シーチキン、ハム、ベーコン、きゅうり、トマト。 溶かしたバター、マヨネーズ、そしてサ…

1年ぶりに見たやさしい奇跡。

金曜日に、名古屋でも桜の開花宣言のニュースを見た息子は、週末が待ちきれなかったようで、近所の川沿いの桜並木のチェックに行こう!と朝から急かされた。 週なかから冷え込んだが、気持ちのいい日曜日だった。 昨日の土曜日は、東京の局地予報では雪マー…

深夜まで大きな桜鰤と格闘したお話し。

先日、知人から大きなブリをいただいた。 ブリというと、北陸・富山は氷見のブリが有名だが、最近は気象変動の影響か不漁が続いていると聞く。 いただいたのは、三重県は尾鷲であがったブリだった。 氷見の代わりなのかは分からないが、最近は春のこの時期に…

熊野、八咫烏、一年、空飛ぶカウンセラー。

ちょうど1年ほど前、熊野を訪れた。 kappou-oosaki.hatenablog.jp 当時のエントリーにも書いたが、世界遺産の熊野古道を歩いてみたい、と「ふと」思った。 そうすると不思議なもので、 友人が「熊野」を訪れることになったり、 ニュースやいろんなところで…

淡いピンクのボケの花に、名前の持つ力と往く春を想うこと。

朝から厚い雲が空を覆っていた。 予報を見ると、昼から小雨らしい。 すでに布団のシーツを洗濯機に入れて回してしまったことを少し後悔したが、最近花粉症らしき症状がひどくなってきたことを考えると、室内干しの方がいいのだろう。 はたして、お昼をはさん…

今日も、ここで書くことができてよかった。

3月に入ってすぐだっただろうか、その木の芽を見たのは。 冬の色をした枝の先に、小さな緑が芽吹いていたのを見て、早い春の来訪を感じた。 それから、その木の前を何度も通っているはずなのに、目が向かなかったようだ。 今日ふと目をやると、その芽吹いた…

春は黄色から始まる。

ここ数年来、この自分になるとくしゃみと目の周りの痒みが止まらない。 特に今日は布団のシーツと枕カバー、パジャマをまとめて洗濯したところ、もう取り入れる傍からひどいくしゃみと喉のイガイガ、目の痒み。 これはあの「症」のしわざかもしれないが、あ…

世の美しきもの。

世の美しきもの。 一つ、ちいさきもの。 一つ、やわらかなもの。 一つ、はかなきもの。 一つ、目には見えないもの。 一つ、いまはなきもの。 = 世の美しきもの。 一つ、移ろいゆくもの。 一つ、路傍の花、天上の月。 一つ、凛として張り詰めた真冬の空気。 …

細部にこそ。

先週あたりから、陽の光の色が少し変わってきた気がする。 凛とした色から、少し輪郭のぼやけた色に。 路傍の広葉樹にも、午後のその柔らかな色の光が降りそそいでいた。 その陽の光は、ある一点を照らしているように見えた。 美しい新芽、芽吹き。 言葉を失…

雨水の朝に。

雨水の朝。 少し浅い眠りから起きると、雨の匂いと 昨日までよりも暖かな空気。 立春を過ぎて2週間。 あんなにも冷たかった雪も、 だんだんと暖かな雨に変わり、 池や川の氷も溶け始める節気。 春近し。 寒く苦しいときに張った根は、 やがて春暖の空を覆う…

白梅に白亜紀と道真公を想うこと。

花は白亜紀に初めて咲いたんだよ。 真冬のような冷たい風に咲く山茶花をしげしげとながめる私に、最近恐竜熱が再燃している息子が教えてくれた。 白亜紀というと、今から1億5千万年ほど前から6千5百万年前。 大型恐竜や多様な種類の恐竜が登場し、隆盛を…

いまそこにある奇跡。

昔似たようなタイトルの映画があったような。 「いまそこにある危機」だったか。 それはともかく、危機よりも奇跡を見ていたいと思う。 = 立春も過ぎたのに、北極圏の極寒の冷気が南下してくるとかで真冬よりも寒い週末になった。 東京競馬場の開催は中止。…

さびしさこそ、わがライフワーク。

ときに春は、人の心の奥底に沈んだ思い出を、灰汁のように浮かび上がらせる。 半崎美子さんの「お弁当ばこのうら」を朝の車の中で聴きながら、もの思いにふける。 www.youtube.com あなたの好きなものばかり 入れられないのよ 許してね 体のことも考えて作っ…

春、立てる日の朝に。

今日は立春、春立てる日。 まだまだ寒い日が続くが、平安の昔の歌人が、 袖ひちて むすびし水の こほれるを 春立つけふの 風やとくらむ 夏には袖を濡らした川の水は、寒い冬の間に凍っていたが、立春の今日の風が吹いたことで溶かしてくれるのだろうか、と詠…

如月ついたちにパートナーシップについて想うこと

いつからか、空の写真を撮るのが好きになった。 流れる雲のかたち、 太陽の光の加減、 季節による青色のトーンの違い、 内省を促すようなモノトーンの夜空、 暖色のグラデーションのような夕暮れ・・・ ただ一時として同じ風景のない空を見上げることは、い…

新年雑感 ~ランニングと自覚と筋肉痛と。

2019年の二日目。 年が明けるというのは、世の中の雰囲気がそうなるのか、気分が一新される。 御多分に洩れず、年が明けると私も今年の抱負とか、新年の目標とか、そのようなことを考えるのだけれど(昨日も「ブログ・ポリシー」を設定してみたりもした…

おはよう、2019年。

新年あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 2019年を迎えたよき日に、今年は何を大切にここで言葉を綴っていきたいのか、何を伝えたいのか、このブログの「ブログ・ポリシー」として少しまとめてみたいと思います。 …

父の愛した電車と、母の愛した高校と。

昨日の雪空とはうって変わって、抜けるような青空だった。 けれど冬将軍は居座ったままのようで、 風は冷たく鼻腔を刺激する。 菩提寺まで、自宅から車で小一時間。 5時から活動していた子どもたちは、 5分で眠りに落ちた。 八事の山を越えて、 栄の100…

12月26日という一日が、好きだ。

12月26日という一日が、好きだ。 クリスマスが終わった祭りのあとの寂寥感と、 年末に向けた慌ただしさのあいだの、 エアポケットのような不思議な日。 クリスマスが仕事で忙しかった方はヤレヤレ、 年末年始が仕事で忙しい方の気合と、 もうすぐ仕事納…

「さんたさん」がだれなのか、ぼくはしってるんだ。

やあ、みんなげんき? ぼくは「こうていぺんぎん」の子どもなんだ。 今日は「くりすます」だってね。 おいのりをささげて、「けーき」と「ちきん」を食べる日だけれど、「さんたさん」がぷれぜんとをくれる日でもあるよね。 今年はどうしても「さんたさん」…

冬至を前に、季節のめぐりを想うこと

気づけば、もう明日が冬至。 冬の寒さはまだまだこれからが本番だが、 明日を境に昼間の長さは少しずつ少しずつ伸びていく。 一年で最も昼間が短い日が、一年で最も寒い日にならなくて、 一年で最も昼間が長い日が、一年で最も暑い日にならないのは、 ほんと…

吐く息の白さに驚く朝に、虹を見た日。

今日はこの冬初めてのような寒波の朝だった。 名古屋の最低気温は3℃。 週の半ばまでは、最高気温が20℃を超えて夏日に迫る陽気の日もあったことを思うと、夏・秋・冬と一回りの気候がこの一週間で巡ったように感じる。 吐く息の白さに驚き、いよいよ冬がや…

師走の夕暮れ。

師走の夕暮れは、早い。 正午を過ぎて少し経ったかと思うと、 あっという間に辺りが暗くなっている。 もう2週間後には冬至なのだから、 それも当たり前といえば当たり前なのだが。 一年のうちでもっとも、陰極まる時候。 昼の時間が短いと、一日が短く感じ…

大雪と、新月に。

今日は二十四節気の一つ、大雪。 いよいよ、山々が雪に覆われ始め、 本格的な冬の到来が目に見えてわかる時節。 つい先日まで12月とは思えない陽気の日もあったのだが、 この週末はいよいよ寒波が訪れるようだ。 目に映る世界は何も変わっていないように見…