大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

日々の八寸

依存、自立、そして。

人の心の成長は、「依存→自立→相互依存」というプロセスをたどる。 これは、個人の心の成長においてもそうであるし、誰かや何かとの関係性においても、同じようなプロセスをたどる。 生まれ落ちたとき、何か新しいことを始めたとき、いままでと違う環境に身…

推しは推せるときに推せ。

「まあ、こういうのはやっぱりメンテナンスに労力がかかるんもんですよ。ほら、人間関係も、良好なものを続けようとすると、何かとコストがかかるじゃないですか」 サブスクリプションの課金モデルについての箇所に差し掛かったとき、その営業の担当者は軽く…

頑張って一人でどうにかする時代は、もう終わったんだ。

世代を越えて、つながれる遊びというものがある。 私と父の場合は、野球だった。 たまの父の休日にキャッチボールをして遊んだり、あるいは中日ドラゴンズの成績に一喜一憂し、ハレの日にはナゴヤ球場で観戦したりもした。 ナゴヤ球場で、父が居合わせた仕事…

選択と結果、偶然と必然について。

振り向かなくても 何処かで愛していたはずさ 覚めないつづきを いいだけ苦しんでいたはずさ 僕のすべて 君のすべて 今日のすべて 今のすべて CHAGE and ASKAの「HEART」の歌い出しは、どこか語りかけるようだ。 そのワンフレーズ目は、聴く者に問いかける。 …

感情はどこに溜まるのか。

感情とは、特別なものでもなく、ただ浮かび、ただ消えていくもの。 それは、生理現象のようにただ繰り返されるもの。 それが生まれることを拒むことはできず、それを感じることでしか流していくことはできない。 ところが、過去にあまりに悲しかったり、辛か…

呼吸に対するイメージについて。

自分の呼吸に対するイメージングについて。 瞑想なり、あるいはストレッチなりをしていると、自分の呼吸に意識が向く。 自分の呼吸の長さであったり、深さであったり、あるいは乱れであったり、そうしたものを感じる時間。 そこに良いも悪いもなく、ただ 「…

音、雑感。

誰にでも、五感の中で鋭敏な感覚と、そうでない感覚がある、と以前書いたような記憶があるが、私にとって聴覚はどうなのだろう。 確実に鈍いと思われるのが「嗅覚」なのは、これまでの経験からして何となく分かるのだが、それ以外はどうなのだろう。 聴覚は…

ゆっくり、ゆっくりと、走る。

最近のランニングは、殊更にゆっくり、ゆっくりと走っている。 極力スピードを出さないように、ゆっくり、ゆっくり、一歩一歩、踏みしめるように。 スピードを出さないのは、もちろん要らぬ怪我などの防止のためもある。 けれどそれ以上に、スピードを出さな…

麻雀強者は相手の手から自分の手の行く末を知る。 ~自分を深く知るための小考

誰しもが自分自身のことを知りたいと思う。 自分の価値や才能もしかり、自分の正直な気持ちもしかり。 そのためには、瞑想などの静かな時間、あるいは運動などの身体を通して、自分との対話を深めていくことができよう。 自分という内面に深く潜っていくとい…

取りこぼしている幸せは、ないだろうか。

休診、か… 土曜日だから診察しているだろうと思って、朝一番で訪れた皮膚科は、入り口に「臨時休診」の札が掲げられていた。 病院も、世間にあわせて四連休らしい。 祝日が二日続いた後の土曜日だから、事前に確認しておくべきだったか。 前日から降り続く雨…

「運命思考」持ちのある一日。

運命思考、connectedness。 Gallup社の「クリフトンストレングス」(最近ストレングスファインダーよりリブランド)の定義する34の資質のなかの一つで、Gallup社のサイトでは以下のように説明されている。 「運命思考」の資質が高い人は、あらゆる人や物事は…

我が子に嫉妬する、梅雨明け間近の空。

雨が、止んだ。 明け方には降りしきるその音で目覚めたが、この時期の天気は、よく移り変わる。 雲の隙間から、夏の日差しも見え始めたようだ。 蝉が、歌い始めた。 シャーシャーシャーシャーと鳴くあの声は、クマゼミだろうか。 敏感に反応した息子は、胸を…

マイ・ライフワーク、暑中見舞い。

誰にも頼まれていなくても、それが一銭にもならなくても、なぜか続けてしまうもの。 そうライフワークを定義するのならば、「暑中見舞い」というのは私のライフワークかもしれない。 いつからか年賀状は自分から出さなくなってしまったが、暑中見舞いはなぜ…

ほんの小さな、「ふと」に従うこと。

例年以上に長引く梅雨も今日は中休みのようだったが、晴れ間は見えない。 分厚い雲が、空を覆っていた。 それは、訪れては過ぎ去っていく夏を、どこか惜しんでいるようだった。 気温はそれほどでもないが、湿気は高く蒸し暑い。 そんな朝の、道の混み具合は…

花は、納期に追われることなく。

昨晩、ご依頼頂いた文章を納品した。 納期、締切、時間的制約というものはプレッシャーにはなるが、何かを生み出す魔法のようにも感じる。 「納期のない仕事は、仕事ではない」とは、若い頃によく聞いた言葉だが、まあそれはそうなのだろう。 こと仕事やビジ…

瞬間と永遠について。

あれは小学生の高学年の頃だっただろうか。 母親と二人で山を登ったことがあった。 山頂と思わしき、見晴らしのいい場所で撮った写真が残っている。 その後、不惑も近くなって母の死と向き合う中で、どの山だったのか知りたくなり、それと思わしき山をいくつ…

願いも、望みも、目標も。なくてもいい。

誰しもが、自らの望みを叶えたいと願う。 だからこそ、願望実現や目標達成のハウツーなりが、いつの時代も求められる。 そう考えると、スピリチュアルな引き寄せであれ、ゴリゴリの外資系コンサルによるKPIなりの管理であれ、それほど大差がないように感じる…

それを止めるのではなく、それでもいいと受け容れること。

生きていく中で、何度も繰り返される問題というものがある。 その多くは人間関係に起因するものだが、そうした時に「なぜ、毎回こうした問題が起こるのだろう」と人は考える。 そうすると、問題に共通する自分の「パターン」とでも呼ぶべきものが見えてくる…

名古屋駅、ラジオ、野球中継慕情。

都心部、月末、金曜日、夕方、雨。 渋滞する要素をすべて詰め込んだようで、遅々として車は進まなかった。 地下鉄で行くこともできたが、コロナ禍の下で車移動が慣れてしまったせいか、そのまま車で行ってしまおうと思った。 人間の習慣というのは、大きいも…

何かを失うことへの怖れについて。

昨日のエントリーで、夏の寂寥感について書いた。 kappou-oosaki.hatenablog.jp すなわち、夏が孕む寂寥感というのは、「夏至を過ぎて、太陽の力(=生命力)が失われていくことへの根源的な怖れ」なのではないか、と。 そこからもう一歩、考えを進めてみる…

クワガタの発掘に、遠い昔の記憶を想うこと。

昨年の夏の終わりから、息子とクワガタの幼虫を飼っている。 クワガタの幼虫の飼育というのは難しいらしく、私も少年時代にそう聞いていた。 しかし、今はこのような「菌糸ボトル」が普及しホームセンターで売られており、これに幼虫を入れて、定期的に菌床…

夕暮れを走る、夏至のころ。

ランニングを、ゆるく続けている。 走ること自体は好きなのだが、そこに至るまでの着替えや準備が億劫だということが、ようやく最近分かってきた。 なので、夏は着替えも楽で、私にとっては走ることを続けやすいのかもしれない。 走ること自体は、もやもやし…

脱稿の魔力。

依頼されていた文章を、昨日の夜に納品させて頂いた。 ここに書くのは、自分の好きなように書いているので、もうほとんど感じないのだが、やはり「依頼されて」書く文章を納品する際は、緊張する。 それはきっと、 相手によく思われたい、といういい子ちゃん…

自分がエネルギーを向けたい先を、見つめ直す。

自分のエネルギーを、誰に向けたいか。 自分を否定していたり、自分の価値や魅力を認められないときほど、そのベクトルは自分と無関係な誰かや、あるいは自分に対して否定的な誰かに向いてしまう。 それは、国技館へ大相撲を観に来た客に、どうにかしてボイ…

ある春の日、桜を摘んだ思い出。

よく晴れた春の日、満開の桜が空を染めていた。 川沿いの桜並木を、息子と娘と歩いた。 息子は、たいそう桜を喜んで愛でていた。 その姿を見て、私は何歳くらいから桜という木の持つ特異性、すなわちその美しさ、はかなさ、そして強さを認識していたのだろう…

スローランニング情景。

ゆっくりと、走る。 淡々と、粛々と。 自分が思っているよりも、うんと、ゆっくりと。 景色が流れるままに任せる。 陽が沈んでいく。 世界が黄金色に輝き、やがて色を失っていく。 ゆっくりと、走る。 = 瞑想とランニングは似ている。 それは、ただ流れてい…

自分を愛するとは、ショーケースに並んだ美しいケーキではなく、生地をこねて生クリームを絞る過程である。

自分を愛する、ということは、状態ではなくプロセスである。 それは正誤善悪の判断をつけるのではなく、すべてを受け入れ続ける、ということでもある。 例えるなら、前者は出来上がった美しいケーキをぴかぴかに磨かれたショーケースに並べること。 そして、…

感情は選べないが、思考は選ぶことができる。けれども。

感情を海に例えるならば、思考はその海岸に建つ砂の城なのだろう。 前者は揺蕩うに任せるのみだが、後者は自ら選ぶことができる。 = 感情は日々、瞬間瞬間に湧き上がり、そして消えていく。 どんな感情もコントロールすることはできず、ただ過ぎ去るのを待…

仕事の質と、その人の人格はリンクするという思い込み。

ある仕事の質は、その人の人格に比例するという観念を、私は持っていることに最近気づいた。 それは、仕事でも当てはまるし、言葉、作品…その人からアウトプットされるもの全般に対して、そう思っている。 「いい作品は、いい人がつくる」、と。 行き着く先…

「私は無力である」ということの二義性について。

強い光が影を色濃くするように、ものごとには表と裏がある。 それは単純な二面性ではなく、「メビウスの輪」のような形を取る。 気付けば、もといた場所に戻ってくる。 = たとえば、「私は無力である」という想いがある。 ときに、そんな想いに駆られること…