大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

彩の強肴

札幌記念の思い出に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。

短い札幌の夏を彩る、札幌記念。 平成9年のあの牝馬の思い出に寄せて、競馬ブログ&WEBフリーペーパー「ウマフリ」さまに寄稿させて頂きました。 平成という時代は、女性が強くなった時代とも、また草食系男子という言葉に見られるように、男性が弱くなった…

Mr.Children「Over」に寄せて

ミスチルの名曲、「Over」に寄せて。 www.youtube.com ここで何度か書いた記憶があるが、人は18歳前後くらいの時期に聴いた音楽は、一生聴き続けることが多いそうだ。 もちろん、そこから新しいジャンルを開拓する人もいるが、多くの人の心の琴線に触れる…

ディープインパクトの死に想うこと。

ディープインパクトの訃報を聞いたのは、昼過ぎだった。 説明不要の名馬であり、オグリキャップ以来といえる社会現象を巻き起こした名馬の訃報。 史上2頭目の無敗の三冠馬、史上最多に並ぶGⅠ・7勝、当然ながら顕彰馬の栄誉に浴し、種牡馬としても偉大なる…

円頓寺という街の記憶。

名古屋市西区は那古野にある、円頓寺商店街を久しぶりに訪れた。 分厚い雲からは、大粒の雨が降り続いていた。 今週には関東方面も梅雨明けすると聞いたが、まったくその気配は感じられない。 それどころか、7月の名古屋のうだるような湿気に、全身の汗腺が…

七夕賞の思い出に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。

夏の福島競馬場を彩る七夕賞に寄せて、競馬ブログ&WEBフリーペーパー「ウマフリ」さんに寄稿させて頂きました。 一年に一度という七夕の名を冠に抱く、七夕賞。 3年と5か月ぶりの夢が見られた、平成10年の思い出に寄せて、綴らせて頂きました。 www.uma…

歌はいいね。歌は心を潤してくれる。

どうしても朝からTM NETWORKの「Get Wild」のサビが頭から離れなかった。 こういうときは、素直に降参するべきだ。 カラオケ店の受付で、「何名様ですか?」と聞かれて「あ、いや、一人です」と答える時の少々の恥ずかしさを越えれば、私はどんな大歌手にも…

帝王賞の思い出に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。

昨日の夜行われた帝王賞で、上半期のシーズンの競馬がいったん区切りとなりました。 上半期のフィナーレを飾る帝王賞。 そんな帝王賞の思い出に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。 あれからもう20年が過ぎたかと思うと、時の流れは驚くほどに早…

書評:堀江貴文さん・落合陽一さん共著「10年後の仕事図鑑」に寄せて

堀江貴文さん・落合陽一さん共著「10年後の仕事図鑑」(SBクリエイティブ)の書評を。 インターネット、AI(人工知能)が大きく変えてゆく、これからの社会のありようについて綴られた刺激的な一冊だった。 働き方、なくなる仕事・変わる仕事、生まれる仕…

嘘とライフワーク ~映画:「SMOKE」(1995年、アメリカ)に寄せて

久しぶりに大好きな映画「SMOKE」を観た。 学生の頃に観て以来、何度も見返すくらい好きな映画の一つだ。 10代、20代、そして30代と人生の中のさまざまな季節を経る度に、違った感傷を受けるのだが、それはきっとこれからも続いていくのだろう。 ブル…

書評:落合陽一さん著「日本進化論」に寄せて

「現代の魔法使い」と称される、落合陽一さんの「日本進化論」(SB新書)を読んだので、その書評を。 本書は落合陽一さんと現・衆議院議員の小泉進次郎さんの共同企画で開催された、「平成最後の夏期講習」という2018年7月にニコニコ動画の生放送番組…

理不尽を、愛せ。 ~令和元年のダービーが教えてくれたもの

早いもので、令和初の日本ダービーからもう半月が過ぎた。 浜中騎手とロジャーバローズのウインニング・ランの勇姿。 いまも瞼に焼き付いている。 あれから時間を重ねてあのダービーを思い出すたび、聴こえてくる声がある。 = 今回のダービーでは、西山牧場…

書評:根本裕幸さん著「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」に寄せて

久しぶりに書評を。 根本裕幸さんの新著「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン)に寄せて。 私たちが当たり前のように使っている、「罪悪感」という言葉。 もしかしたら、巷にあふれているこ…

「無駄な時間はなくて」 ~ナゴヤドーム・中日×楽天戦 観戦記

20年ぶりくらいに、ナゴヤドームで中日ドラゴンズの試合を観戦した。 中日の本拠地がナゴヤ球場からナゴヤドームに移転したのが、1997年。 私が高校生のころだった。 移転してから何度か足を運んだが、高校を卒業して実家を出てからはあまり訪れる機会…

安田記念に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。

令和元年の安田記念が終わりましたが、過ぎ去りし平成の安田記念に寄せて、競馬ブログ&WEBフリーペーパー「ウマフリ」 さんに寄稿させて頂きました。 雄大な栗毛の馬体、弾けるようなストライド。 大雨の中に世界を夢見た、平成10年の安田記念。 思い出と…

第86回・日本ダービー観戦記

朝5時前に起きて、家を出た。 目指すは東京都府中市。 令和元年の、日本ダービーへ。 新幹線の車窓から覗く霊峰は、皐月の青空によく映えていた。 ダービー晴れ、東京優駿日和とでも言うべきか。 ダービーはワクワクというより、切なくなる。夏の甲子園の決…

赤坂を歩く。 ~東京都・日枝神社/赤坂氷川神社 訪問記

以前から行ってみたかった、東京は赤坂にある神社を訪れた。 千代田区にある日枝神社と、港区にある赤坂氷川神社である。 外堀通りの山王下交差点あたりから。相変わらず、ハードワーカーの朝は早い。 道行くビジネスパーソンに混じって、観光と思わしき外国…

ダービーに寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。

ダービーが終わると、強烈な寂寥感に襲われる。 夏祭りの翌日、そのお祭りが行われた公園を歩くような、寂しさ。 昨晩の賑やかさと熱気は、どこへ行ってしまったのだろうか、と。 寂しがり屋の私は、いつも人一番、この「ダービーロス」とでもいうべき寂寥感…

きななソフトの味。懐かしい、優しい味だった。

会いたい人に、会いに行く。 それは最も自分にエネルギーを与えてくれる行動の一つだと、最近つとに感じる。 ちょっと気になった人、 ふっと顔が思い浮かんだ、以前にお世話になった人、 ぜひ話を聞いてみたい人、 ふと声が聞きたくなった人… 大好きなあのア…

さあ、日本ダービー。

時節は小満。 あらゆる生命が天地に満ち始める節気。 太陽は次第に中天近くまで昇るようになり、 日ごとに気温は上昇していく。 草木の緑は日に日に色濃くなっていき、 空の青さもまた深みを増す。 そんなすべてが満ちる節気の中、東京競馬場では3歳サラブ…

書評:西野亮廣さん著「新・魔法のコンパス」に寄せて

久しぶりに書評を。 西野亮廣さんの新刊、「新・魔法のコンパス」(角川文庫)に寄せて。 タイトルに「新」とある通り、この本は以前に刊行された「魔法のコンパス 道なき道の歩き方」(主婦と生活社)がベースになっている。 しかし、ただ単にサイズを替え…

熊野古道をめぐる起源と再生の旅6 ~奈良県吉野郡・天河大辨財天社 訪問記

熊野古道をめぐる起源と再生の旅1 ~三重県熊野市・花の窟神社 訪問記 熊野古道をめぐる起源と再生の旅2 ~和歌山県新宮市・神倉神社 訪問記 熊野古道をめぐる起源と再生の旅3 ~和歌山県田辺市・熊野本宮大社/大斎原 訪問記 熊野古道をめぐる起源と再生…

熊野古道をめぐる起源と再生の旅5 ~奈良県吉野郡・玉置神社 訪問記

熊野古道をめぐる起源と再生の旅1 ~三重県熊野市・花の窟神社 訪問記 熊野古道をめぐる起源と再生の旅2 ~和歌山県新宮市・神倉神社 訪問記 熊野古道をめぐる起源と再生の旅3 ~和歌山県田辺市・熊野本宮大社/大斎原 訪問記 熊野古道をめぐる起源と再生…

熊野古道をめぐる起源と再生の旅4 ~奈良県吉野郡・十津川村/玉置山 訪問記

熊野古道をめぐる起源と再生の旅1 ~三重県熊野市・花の窟神社 訪問記 - 大嵜 直人のブログ 熊野古道をめぐる起源と再生の旅2 ~和歌山県新宮市・神倉神社 訪問記 - 大嵜 直人のブログ 熊野古道をめぐる起源と再生の旅3 ~和歌山県田辺市・熊野本宮大社/…

熊野古道をめぐる起源と再生の旅3 ~和歌山県田辺市・熊野本宮大社/大斎原 訪問記

kappou-oosaki.hatenablog.jp kappou-oosaki.hatenablog.jp 神倉神社のふもとの腰掛けで、しばらくぼんやりしていた。 有史以前、人の信仰は自然信仰、山岳信仰、磐座信仰からはじまったと聞くが、花の窟神社といい、この神倉神社といい、まさに御神体「その…

クリスタルボウルの音色との再会と、309号線の追憶。

理加さんが最後に演奏して頂いたのは、「夕陽」という曲だった。 沖縄の海に沈む夕陽の美しさをイメージして、作曲されたとお話しされた。 会場の床に座り、目を閉じた。 ひとつめの音が、鳴る。 その音色に、世界の色が変わった。 二つ目の音が、重なる。 …

熊野古道をめぐる起源と再生の旅2 ~和歌山県新宮市・神倉神社 訪問記

kappou-oosaki.hatenablog.jp 花の窟神社を参拝した後、熊野灘沿いにさらに車を南に走らせる。 道中、街路樹が椰子の木だったりと、南国の雰囲気を感じさせる。 特段、渋滞もなく30分ほどで新宮市に入る。 熊野三山の一つである熊野速玉大社の摂社である、…

熊野古道をめぐる起源と再生の旅1 ~三重県熊野市・花の窟神社 訪問記

1年前の3月に、八咫烏に導かれるようにして、熊野を訪れた。 kappou-oosaki.hatenablog.jp kappou-oosaki.hatenablog.jp 祈りと瞑想のような熊野古道「中辺路」、そして熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の熊野三山をめぐる旅だったが、それ以来、…

音の記憶、愛された記憶 ~20年ぶり以上のナゴヤ球場 再訪記

「鍵、預からせてもらえるかな」 駐車場所を案内してくれたオヤジさんは、さも当たり前のように話してきた。 ナゴヤ球場開催日にのみ営業してそうな、民間の駐車場貸し。 限られたスペースを最大限利用するための縦列駐車につき、後ろの車が出庫するときに必…

春の風に吹かれて中京競馬場で中山グランドジャンプを応援した日。

暖かな春の土曜日、息子と娘と中京競馬場へ出かけた。 暖かな陽射しの下、まだ桜は咲き誇っていた。 この日は中京開催日ではなかったので、人もまばらだ。 名鉄の中京競馬場前駅の近くの駐車場に車を停めて、入場門へ歩く。 我が青春のサイレンススズカの名…

「自分の」呼吸に戻る味。 ~井上征良さんの季節のジャムに寄せて

乗り慣れない車のハンドルを握りながら、帰宅時の渋滞に嵌まっていた。 前を走るバスは都度バス停に停まって殊更に遅いが、交通量が多く車線変更するのも億劫だった。 頭の芯がじんじんとした感覚は、まだ引かない。 だいたい、担当だけのはずが支店長と副支…