大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

彩の強肴

春の風に吹かれて中京競馬場で中山グランドジャンプを応援した日。

暖かな春の土曜日、息子と娘と中京競馬場へ出かけた。 暖かな陽射しの下、まだ桜は咲き誇っていた。 この日は中京開催日ではなかったので、人もまばらだ。 名鉄の中京競馬場前駅の近くの駐車場に車を停めて、入場門へ歩く。 我が青春のサイレンススズカの名…

「自分の」呼吸に戻る味。 ~井上征良さんの季節のジャムに寄せて

乗り慣れない車のハンドルを握りながら、帰宅時の渋滞に嵌まっていた。 前を走るバスは都度バス停に停まって殊更に遅いが、交通量が多く車線変更するのも億劫だった。 頭の芯がじんじんとした感覚は、まだ引かない。 だいたい、担当だけのはずが支店長と副支…

岡山旅情。

岡山は「晴れの国」と呼ばれるそうだが、なぜか私の訪れる日は曇りや雨の日が多い。 この日も、朝名古屋を出たときから冷たい雨が降り続いていた。 満開だった桜も、この冷たい雨で散ってしまうのだろうか。 着いた岡山駅のホームでは、初めて生で見る「レイ…

偶然に一日を委ねる、という愉悦

偶然というものはなくて、全ては必然という考え方がある。 偶然を好むのも嫌うのも、人それぞれの選択なのだが、偶然に起こることに意味づけをすることは、毎日に彩りを与えてくれるように、最近よく感じるのだ。 = 根本裕幸さん著:「朝9時までに1分間く…

キンコン西野さんの近畿大学卒業式スピーチに寄せて

キングコング・西野亮廣さんが、近畿大学の卒業式で卒業生に向けてスピーチした全文を、ご本人のブログでアップされている。 ameblo.jp 近畿大学というと、以前にホリエモンこと堀江貴文さんが同じように卒業式で胸を打つスピーチをされている動画を拝見した…

CHIE'S KITCHENさん主催の「飯尾醸造さまに学ぶお酢料理教室」に参加してきました。

先日、CHIE'S KITCHEN(チエズキッチン)さん主催の「京都宮津の逸品 飯尾醸造様に学ぶお酢料理教室」に参加してきました。 今回、飯尾醸造さんのお酢を使った料理教室が名古屋で開催されることをSNSで拝見して、参加をさせて頂きました。 今日はその見聞録…

かなしいです どうにかしてください

世のものごとには「流れ」と呼ばれるものがある。 社会の大きなそれは「流行」や「トレンド」と呼ばれるものになるだろうし、あるコミュニティの中でも不思議と同じテーマや話題が繰り返されることがある。 勝負事やギャンブルなどといったことにおいても、…

虹の足元を見た日。

旅先での眠りは浅いようで、午前4時過ぎにはすでに目が覚めていた。 何をするわけでもなく、布団の中でスマートフォンを触りながら、ごろごろともの思いにふけっていた。 軽く2時間ほどは寝返りを打ちながら、いろんなことを思い浮かべながらゴロゴロとし…

ほのかな甘さのかんきつジャム、そして幸せなお金の使い方に寄せて

今日はたいせつな友人の井上征良さんにお願いしていたモノが届いた。 手作りのかんきつとりんごの2種類のジャム、そしてスコーンたちのセット。 かんきつジャムを開けて午後のひと休みを取ろうとしていると、息子と娘が寄ってきてスコーンと一緒にペロリと…

執筆のご依頼と、期待に応える、ということについて。

執筆のご依頼をいただいています。 ありがたいことです。 お二方から自己紹介文の作成依頼をいただいておりまして、少しお話をお伺いさせて頂きながら原稿の作成を進めているところです。 その方たちの素晴らしい魅力を、どうやったらそのままお伝えできる文…

書評:根本裕幸さん著「朝9時までに1分間ください。不安が消えて、心が元気になります。」に寄せて

今日は久しぶりのような気がする書評を。 根本裕幸さんの新著、「朝9時までに1分間ください。不安が消えて、心が元気になります。」(キノブックス刊)に寄せて。 = この本は通勤時間や出社して始業までの時間など、朝の少しの時間で使える心のエクササイ…

いま、その手のなかに「無い」ものは

季節は完璧なまでに美しくめぐる。 日々、 太陽はその雄大な昇る角度を変え、 月はその美しい表情を変え、 星はその瞬きのような並びを変えていく。 誰かが忘れていたとしても、完璧なまでにめぐっていく。 その下で生きる私たちも、同じように。 花も、木も…

しゃあないやん。 〜The Beatles 「Let It Be」に寄せて

大好きなThe Beatlesの名曲、「Let It Be」に寄せて。 リリースは1970年。 半世紀も前に書かれたその曲の響きは、いまも私の心を打つ。 以前も、そしてこれからも。 = 親の聴いていた音楽というのは、その人の音楽的な嗜好に大きな影響を与えるように思う。…

SLは、いくつになっても少年の心を満たす ~愛知・犬山市 博物館明治村 訪問記

犬山市にある「博物館明治村」を子どもたちと訪れた。 以前にこちらのエントリーで書かせて頂いたが、そこからすると2年ぶりということになる。 kappou-oosaki.hatenablog.jp 犬山市はこの明治村以外にも、国宝犬山城やその城下町、野外民族博物館 リトルワ…

陽光に誘われて ~岡山・吉備津神社 訪問記

吉備津神社を訪れた。 岡山県岡山市は北区、吉備の中山に位置するこの備中の国の一宮は、気持ちのよい神社だった。 駐車場脇に大きな銅像。 誰のものかと思えば、明治期の激動の中に行き、宰相にまでなった犬養毅公。 恥ずかしながら、この備中の国の出だと…

CHAGE and ASKA「ひとり咲き」に寄せて

心惹かれた曲のアーティストの、過去の作品を追うのは楽しい。 確実に黄金が埋まっていることが分かっている、やわらかい金脈を掘るようなものだから。 かつて私が大いに掘った金脈である「CHAGE and ASKA」のデビュー曲、「ひとり咲き」に寄せて書いてみた…

書評:前田裕二さん著「人生の勝算」に寄せて

前田裕二さん著「人生の勝算」を読了したので、今日はその書評を書いてみたい。 1.本書を読むまでの葛藤と杞憂 2.本書の構成と2019年の現在から見るその先見性 3.前田さんの「聖人性」について 4.逆境や問題こそ人生のコンパスを指し示してくれ…

書評:坪田信貴さん著「才能の正体」に寄せて

今日は書評を。 映画にもなった「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(通称:ビリギャル)の著者であり、「坪田塾」塾長でもある坪田信貴さんの著書「才能の正体」(幻冬舎)に寄せて。 最近触っているTwitterのタイムラ…

Des'ree「Life」に寄せて

人は18歳前後に聴いていた音楽を一生聴き続ける、という話がある。 一理あるようで、私も車の中に置いてあるCDは、その時期(高校生くらい)に聴いていた音楽が多い。 いまのご時世はWeb上でのストリーミングが主流で、CDなど買わないのかもしれな…

クラムチャウダーのアサリは殻付きからつくるのが吉。

ここのところずいぶんと寒くなってきたので、暖かい料理が作りたくなった。 放っておくと和食ばかりつくる私にしては、めずらしい洋食のレパートリー「クラムチャウダー」にしようと思い立った。 以前につくったのだが、あまり納得のいく味に仕上がらなかっ…

「自己犠牲とは、優越感と劣等感をいったりきたり」

チャック・スペザーノ博士の名著、「傷つくならば、それは「愛」ではない」のなかの一節が響いたので、それについて書いてみようと思う。 それにしても、今年の元旦から順番に写経をしているこの本だが、そのときの自分に必要なフレーズが出てくるから、本当…

それから ~1977年 有馬記念に寄せて

平成最後の有馬記念に寄せて、「史上最高の有馬記念」と称された伝説のレースについて綴ってみたい。 そのレースは、1977年の有馬記念である。 そのレースを語る前に、そこに至るまでの物語の序章から綴ってみようと思う。 なにしろ、明日は有馬記念。 …

サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」に寄せて

どうしようもなく悲しいとき、 人生の困難に直面したとき、 出口のない迷路に迷い込んだとき、 人を慰め、励まし、元気づけてくれるものがある。 それは、昔の写真の笑顔だったり、美しい詩集であったり、はっと目に留まった風景であったり、仲間との会話で…

神はあらゆるもののなかにある

今日は、久しぶりにチャック・スペザーノ博士の名著「傷つくならば、それは愛ではない」より。 今年の元旦から始めた1日1項目の写経も、もう早や348項目め。 12月18日の今日が、今年の352日目だから、なかなかいいペースで続けられている。 しか…

いびつな器を愛でるように、いびつな自分を。

先日、作陶体験をした愛知県陶磁美術館を再訪した。 その際のエントリーはこちら。 kappou-oosaki.hatenablog.jp あれから1ヶ月、焼きあがった陶器を引き取りに訪れたのだ。 その際につくった作品がこちら。 お茶碗と小鉢を作ったつもりだったのだが、はた…

見てくれ、この脚! ~1975年 阪神3歳ステークスに寄せて

平成の競馬ブームの立役者がオグリキャップなら、 昭和のそれはハイセイコーである。 残念ながら、私はいずれもその両馬の走りをリアルタイムで見ることは叶わなかった。 初めて見た三冠馬はナリタブライアン。 1994年秋、淀の直線を独走する彼を、関西…

ふっくら牡蠣を炊く技法に、一期一会を想った日。

昨日に引き続き料理のエントリー。 立派な牡蠣を頂いたので、これをどう料理しようか悩む。 ちなみに殻付きのセルガキも一緒に頂いたのだが、あっという間に殻だけになってしまい、写真を撮るのを忘れてしまった。 カキフライもいいし、牡蠣飯もたまらないし…

クツクツ煮える「おでん」を眺めながら、「好き」について考えた日。

ものごとを抽象化してみるということは、結構大切なことのように思う。 自分の嬉しかったこと、楽しかったこと、ワクワクしたこと・・・ そんな出来事を抽象化してみると、自分の心の琴線という目に見えないものが具体的になってくる。 たとえば、学生のとき…

必要なものは、必要なときに ~東京・渋谷区「明治神宮」訪問記

初めて明治神宮を訪れたので、その訪問記を。 学生時代に川崎市に4年間下宿していたのに、一回も訪れたことがなかった。 もっといろんな場所に行っておけば、と今になって思うのだが、必要なものは必要なときに与えらえるのだろう。 = 地下鉄の明治神宮前…

「それ」よりもだいじなもの ~東京・港区「泉岳寺」訪問記

上京した際に、赤穂義士が祀られている港区の「泉岳寺」を訪れた。 半年前にも訪れたのだが、そのときのエントリーはこちら。 kappou-oosaki.hatenablog.jp 6月上旬に訪れたその際は、小雨の降る曇天の空模様と相まって、四十七人の墓地に線香を手向け、手…