大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

彩の強肴

ブルーベリー慕情。

どうも朝から不思議な日だった。 家を出たときは泣き出しそうな薄曇りの空のはずだった。 それが、午前中に外を出てみると、気持ちいくらいの青空が広がっていた。 けれど、地面が濡れていた。 誰かが水を撒いたのかと思ったが、木の葉に残る足跡に、雨が幻…

天皇賞・秋の思い出に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。

去る10月22日に即位礼正殿の儀が行われましたが、明日は「天皇陛下御即位慶祝 第160回 天皇賞(秋)」が実施されます。 慶祝競争にふさわしく、GⅠ馬10頭が揃った豪華なメンバーによって令和初の盾を争う名勝負に、胸が躍ります。 そんな秋の天皇賞…

菊花賞に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。

さて、明日はクラシック三冠の最終戦・菊花賞ですが、平成6年の同レースの思い出に寄せて、競馬ブログ&WEBフリーペーパー「ウマフリ」さんに寄稿させて頂きました。 www.uma-furi.com 私が競馬を見始めた頃のスターホースが、ナリタブライアンでした。 そ…

問題とは、思っていた方法では解決しないもの。 ~手塚治虫「ブラック・ジャック」より『山猫少年』に寄せて

手塚治虫先生の「ブラック・ジャック」は、「火の鳥」とともに小さい頃に私が熱中した漫画である。 この「ブラック・ジャック」が、私を魅力的な漫画の世界へと誘ってくれた。 一時期、ブラック・ジャックに憧れて医者になることを夢見たが、医学部が理系で…

報われる保証のない挑戦を続けることを、才能と呼ぶ。 ~2019年凱旋門賞を前にして

1969年のスピードシンボリからはじまった、日本馬による凱旋門賞の頂への挑戦。 ちょうど今年で半世紀が過ぎた。 日本競馬史を彩る綺羅星のような、のべ22頭の優駿による渡仏の歴史は、そのまま日本馬による海外遠征の歴史でもある。 1999年。 エ…

青空、緑のピッチ、赤一色のスタンド。 ~神無月のパロマ瑞穂スタジアム 訪問記

名古屋市内のパロマ瑞穂スタジアムを、ずいぶん久しぶりにJリーグを観戦に訪問した。 正午過ぎに自宅を出ると、秋の色をした青空が広がっていた。 ただ、この日の名古屋は最高気温が31度と、10月にしてはめずらしい真夏日。 汗を拭きながら地下鉄の駅へ…

書評:根本裕幸さん著『子どもの将来は「親」の自己肯定感で決まる』に寄せて

今日は書評を。 心理カウンセラー/セミナー講師/ベストセラー作家の根本裕幸さんの新刊『子どもの将来は「親」の自己肯定感で決まる』(実務教育出版)に寄せて。 1.物語形式での子育て本 2.「はしごを外された世代」の子育て 3.自分の「スナック」…

人の温かさが秋を運んできた夜 ~愛知県刈谷市「魚屋ごんべえ」 訪問記

お誘いいただいて、刈谷市の「魚屋ごんべえ」さんを再訪した。 お誘いいただいたのは、この「魚屋ごんべえ」さんを紹介頂いたご縁の知人で、その知人のお店の周年祝いとお誕生日のお祝いを兼ねて。 お祝いの席というのは、楽しいものだ。 付き出しの渡り蟹。…

スプリンターズステークスの思い出に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。

明日は秋のGⅠシーズンの開幕を告げる電撃の6ハロン、スプリンターズステークス。 秋の中山を舞台にした短距離王決定戦から、競馬ファンのハイシーズンが幕を開けます。 そんなスプリンターズステークスの思い出に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きまし…

時間をかけることを、怖れない。 ~東京・「東新宿 炭火割烹 倉乃介 発酵と熟成の幸」訪問記

人のつながりが、好きだ。 ストレングスファインダーの資質第1位が「運命思考」なのだから、これはどうしようもなく私の気質なのだろう。 その気質は、飲食店の選び方でも出る。 こと自分でお店を選ぶと、顔見知りのお店を選んでしまうのだ。 新規開拓をす…

「同時代に響く音色」

根本理加さんのクリスタルボウル演奏CD「Crystal Bowl Resonance」に寄せて、理加さんのクリスタルボウルへの想いを執筆させて頂きました。 リンク先のPDFファイルをご覧ください。 nemotohiroyuki.jp 私は2017年の3月に、葉山の海岸で理加さんのクリス…

曇天の秋の空の下、全人馬の完走を願って。 ~清秋ジャンプステークス 観戦記

久方ぶりに中山競馬場を訪れた。 直近で訪れたのは、いつだったか。 たしか、ディーマジェスティが勝ったセントライト記念だったような気がするから、ちょうど3年ぶりか。 船橋法典駅からの地下道が、えらく空いているように感じる。 重賞も行われない土曜…

ロッド・スチュワート「A Spanner in the Works」に寄せて

UKの誇るロックスター、ロッド・スチュワートが数々の名曲をカバーしたアルバム、「A Spanner in the Wroks(邦題:ユア・ザ・スター)」に寄せて。 調べてみるとリリースが1995年、もう四半世紀も前のことになるらしい。 ロッド・スチュワートを知っ…

「7」を継ぐもの。 ~長月のナゴヤ球場 訪問記

白露を過ぎた9月の中ごろ、中日ドラゴンズの2軍戦を観にナゴヤ球場を訪れた。 前回、20年ぶりくらいに訪れた際に書いたエントリーを見返していたら、4月末の「昭和の日」だったらしい。 kappou-oosaki.hatenablog.jp kappou-oosaki.hatenablog.jp ドラ…

書評:ハンス・ロスリング他共著「FACT FULNESS(ファクトフルネス)」に寄せて

今日は書評を。 「FACT FULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣、ハンス・ロスリング他共著、日経BP社刊」に寄せて。 ハンス・ロスリングは医師、グローバルヘルスの教授として、世界保健機構やユニセフの…

電報2.0:レターポットに寄せて

大切な人、あるいは大事なタイミングには、コミュニケーションにコストをかけたい。 そして、コストをかけたコミュニケーションは「贈り物」となるが、年々「贈り物」をするハードルは高くなってきているなぁ、と最近つとに思う。 されど、以前から紹介して…

書評:椎原崇さん著「幸せのプログラミング」に寄せて

今日は書評を。 人気コンサルタントの椎原崇さんの新著「幸せのプログラミング ~あなたは、幸せになるように設計されている」(廣済堂出版)に寄せて。 人気ブロガーでもある椎原さんがすごいのは、「誰が読んでも分かりやすい」文章で表現されていることだ…

「牝馬の時代」のご感想をありがとうございます。

www.uma-furi.com 少し時間が経ってしまいましたが、競馬ブログ&WEBフリーペーパー「ウマフリ」さんに寄稿させて頂きましたこちらの記事のご感想をご紹介します。 冒頭の札幌の夏の描写も美しく、元札幌市民として、ノスタルジックな想いを味わうことができ…

ブルーベリーの実る丘から。 ~滋賀県大津市・ブルーベリーフィールズ紀伊國屋 訪問記

何度目かの訪問になるのだろうかと考えていた。 ぼんやりとそんなことを考えていると、初めて訪れたときと同じように、私は山中の分かれ道を間違えて、延暦寺霊園の方に行ってしまった。 毎回、この岐路を私は間違える。 単純に考えても2分の1のはずなのに…

水の流れる社。 ~滋賀県大津市・日吉大社 訪問記

夏の終わりに、滋賀県は大津市にある日吉大社を訪れた。 初めて訪れるため、いろいろ調べてみた。 比叡山の麓に鎮座する当大社は、およそ2100年前、崇神天皇7年に創祀された、全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮です。平安京遷都の際には、この地が…

あの日、よく晴れた丘で。

何度かここで紹介しているが、吉兆の創業者・湯木貞一氏の、僕が好きな逸話がある。 湯木貞一氏が、昭和のはじめに大阪・高麗橋に店を構えた当時のこと、お越しになったお客様が、 「美味しかったよ」 と仰って帰られるのをお見送りしていると、湯木氏はその…

トントンカチカチ。 ~福井県勝山市・福井県立恐竜博物館 訪問記

福井県勝山市にある、福井県立恐竜博物館を訪れた。 恐竜化石の発掘の宝庫として知られる勝山市に位置する国内最大級の恐竜専門の博物館で、なんでも「世界三大恐竜博物館」の一つとして数えられるそうだ。 8月も下旬の週末だったが、夏休みらしくたくさん…

札幌記念の思い出に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。

短い札幌の夏を彩る、札幌記念。 平成9年のあの牝馬の思い出に寄せて、競馬ブログ&WEBフリーペーパー「ウマフリ」さまに寄稿させて頂きました。 平成という時代は、女性が強くなった時代とも、また草食系男子という言葉に見られるように、男性が弱くなった…

Mr.Children「Over」に寄せて

ミスチルの名曲、「Over」に寄せて。 www.youtube.com ここで何度か書いた記憶があるが、人は18歳前後くらいの時期に聴いた音楽は、一生聴き続けることが多いそうだ。 もちろん、そこから新しいジャンルを開拓する人もいるが、多くの人の心の琴線に触れる…

ディープインパクトの死に想うこと。

ディープインパクトの訃報を聞いたのは、昼過ぎだった。 説明不要の名馬であり、オグリキャップ以来といえる社会現象を巻き起こした名馬の訃報。 史上2頭目の無敗の三冠馬、史上最多に並ぶGⅠ・7勝、当然ながら顕彰馬の栄誉に浴し、種牡馬としても偉大なる…

円頓寺という街の記憶。

名古屋市西区は那古野にある、円頓寺商店街を久しぶりに訪れた。 分厚い雲からは、大粒の雨が降り続いていた。 今週には関東方面も梅雨明けすると聞いたが、まったくその気配は感じられない。 それどころか、7月の名古屋のうだるような湿気に、全身の汗腺が…

七夕賞の思い出に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。

夏の福島競馬場を彩る七夕賞に寄せて、競馬ブログ&WEBフリーペーパー「ウマフリ」さんに寄稿させて頂きました。 一年に一度という七夕の名を冠に抱く、七夕賞。 3年と5か月ぶりの夢が見られた、平成10年の思い出に寄せて、綴らせて頂きました。 www.uma…

歌はいいね。歌は心を潤してくれる。

どうしても朝からTM NETWORKの「Get Wild」のサビが頭から離れなかった。 こういうときは、素直に降参するべきだ。 カラオケ店の受付で、「何名様ですか?」と聞かれて「あ、いや、一人です」と答える時の少々の恥ずかしさを越えれば、私はどんな大歌手にも…

帝王賞の思い出に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。

昨日の夜行われた帝王賞で、上半期のシーズンの競馬がいったん区切りとなりました。 上半期のフィナーレを飾る帝王賞。 そんな帝王賞の思い出に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。 あれからもう20年が過ぎたかと思うと、時の流れは驚くほどに早…

書評:堀江貴文さん・落合陽一さん共著「10年後の仕事図鑑」に寄せて

堀江貴文さん・落合陽一さん共著「10年後の仕事図鑑」(SBクリエイティブ)の書評を。 インターネット、AI(人工知能)が大きく変えてゆく、これからの社会のありようについて綴られた刺激的な一冊だった。 働き方、なくなる仕事・変わる仕事、生まれる仕…