大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

人のご縁

ブルーベリー慕情。

どうも朝から不思議な日だった。 家を出たときは泣き出しそうな薄曇りの空のはずだった。 それが、午前中に外を出てみると、気持ちいくらいの青空が広がっていた。 けれど、地面が濡れていた。 誰かが水を撒いたのかと思ったが、木の葉に残る足跡に、雨が幻…

相手に喜んでもらうことを、ゴールにはできない。

先日、ハンドメイドのアクセサリーを製作・販売されている方とお話しする機会があった。 依頼されている小説で、私が悶々としていることをお話ししたのだが、いろんな角度からお話を聞かせて頂いた。 その中でも、「喜んでもらうことを、ゴールにはできない…

人の温かさが秋を運んできた夜 ~愛知県刈谷市「魚屋ごんべえ」 訪問記

お誘いいただいて、刈谷市の「魚屋ごんべえ」さんを再訪した。 お誘いいただいたのは、この「魚屋ごんべえ」さんを紹介頂いたご縁の知人で、その知人のお店の周年祝いとお誕生日のお祝いを兼ねて。 お祝いの席というのは、楽しいものだ。 付き出しの渡り蟹。…

表現者としての喜び。

先日ご紹介した、根本理加さんのクリスタルボウルに寄せて綴らせて頂いた「同時代に響く音色」に、理加さんご本人のブログでご紹介を頂きました。 ameblo.jp 何がしかの表現をしていく中で、やはり嬉しいのは感想を頂いたときです。 今回、こんな風にご感想…

「同時代に響く音色」

根本理加さんのクリスタルボウル演奏CD「Crystal Bowl Resonance」に寄せて、理加さんのクリスタルボウルへの想いを執筆させて頂きました。 リンク先のPDFファイルをご覧ください。 nemotohiroyuki.jp 私は2017年の3月に、葉山の海岸で理加さんのクリス…

ブルーベリーの実る丘から。 ~滋賀県大津市・ブルーベリーフィールズ紀伊國屋 訪問記

何度目かの訪問になるのだろうかと考えていた。 ぼんやりとそんなことを考えていると、初めて訪れたときと同じように、私は山中の分かれ道を間違えて、延暦寺霊園の方に行ってしまった。 毎回、この岐路を私は間違える。 単純に考えても2分の1のはずなのに…

あの日、よく晴れた丘で。

何度かここで紹介しているが、吉兆の創業者・湯木貞一氏の、僕が好きな逸話がある。 湯木貞一氏が、昭和のはじめに大阪・高麗橋に店を構えた当時のこと、お越しになったお客様が、 「美味しかったよ」 と仰って帰られるのをお見送りしていると、湯木氏はその…

乗っている人の想いを乗せて。

kappou-oosaki.hatenablog.jp 昨日のエントリーに、たくさんのリアクションや励ましの言葉、記事のシェアを頂きました。 改めて、有難い応援に感謝申し上げます。 投稿した途端に、膝が笑うような怖さを感じ、後戻りできない感に悶絶しておりました。 けれど…

「神降ろし」

霧が、晴れた。 女 は、そういえば今日だったな、と思った。 「大きな川」を意味する名を持つこの村の、奥深く。 その名の通りの「大きな川」は、時の流れと同じように滔々と今日も流れる。 大きな白い帽子を被った山々は、今朝も雄大にそびえ立つ。 そのさ…

誰かに「与える」とは、意識しなくても「与えてしまう」もの。

「与える」ということについて。 誰かに「与えよう」と思うとき、肩に不自然な力が入ってしまう。 ほんとうに誰かに「与えている」ときというのは、意識しなくても「与えている」状態なのかもしれない。 「与えること」とは、メソッドで表せる何かではなく、…

断酒日記 【242日目】

新しいことにチャンレンジする、ということ。 それは「成功も失敗も含めた経験を得られる」という恩恵を与えてくれる。 そしてその延長線上に、「同じ経験をした、あるいは経験をしている人の気持ちが分かる」という大きな恩恵があるようだ。 = 断酒にチャ…

きななソフトの味。懐かしい、優しい味だった。

会いたい人に、会いに行く。 それは最も自分にエネルギーを与えてくれる行動の一つだと、最近つとに感じる。 ちょっと気になった人、 ふっと顔が思い浮かんだ、以前にお世話になった人、 ぜひ話を聞いてみたい人、 ふと声が聞きたくなった人… 大好きなあのア…

受け取る、受け取らないを超えて。

根っからの受け取り下手の私は、自分の何かを褒められたり、魅力を伝えられたりするとが、いまだに苦手だ。 そんなことないです いや、私よりすごい方いらっしゃいます と、冷や汗をかきながら、超高速首振り機能のついた扇風機のようになる。 それでも、伝…

ご依頼頂いた文章を納品した夜。

先般よりご依頼頂いていた文章を、昨日クライアント様に納品させて頂いた。 ご依頼頂きまして、誠にありがとうございました。 今回は、「クライアント様自身」をテーマに、お任せで書いてくださいとのご依頼だった。 従前と同様に、zoom(オンライン会議アプ…

クリスタルボウルの音色との再会と、309号線の追憶。

理加さんが最後に演奏して頂いたのは、「夕陽」という曲だった。 沖縄の海に沈む夕陽の美しさをイメージして、作曲されたとお話しされた。 会場の床に座り、目を閉じた。 ひとつめの音が、鳴る。 その音色に、世界の色が変わった。 二つ目の音が、重なる。 …

京都東インターからの渋滞で柑橘類の残り香に想うこと。

ハンドルを握る手は、汗ばんでいた。 初めて走る道。 夜。 風の噂にその難易度を聞く、大阪の都市高速。 二日続けて早朝からフル活動した疲労感。 運転が得意ではない私にとって、この上なく難しい場面設定のせいもあったのだろう。 けれど、汗ばんでいたの…

保育園の先生に伺った子育ての話が、結局大人の私に必要な話だった件。

不思議なもので、いろんなことろで聞く話が同じことの違う側面のように感じることが増えた。 認知科学で言われるように、人間の認知というのはある種のフィルター(色眼鏡)がかかっており、それは当たり前の話なのかもしれないのだが。 青い色眼鏡をかけて…

ご依頼頂いた執筆の納品をして想う、サービスや作品の「価値」について。

サービスの提供者が決められるのは、「提供者の自己価値」であって「サービスそのものの価値」ではない。 そこを混同すると、世にあるすべての「サービスの質」との比較競争の罠に嵌ってしまう。 その競争は際限がないため、サービスを提供すること自体が苦…

競争心と、芸術性。

風の強い日だった。 息子と娘と出かけた近所の公園では、新緑の色をした葉が忍術のように舞っていた。 ベンチに腰掛けて、すっかり新緑の季節の色になった空を見上げると、また内省の時間になった。 最も嫌いな優位的な立場を使ってのマウンティングをされて…

ツルさんと休まず仕事をした2カ月半。

春先のぼんやりとしたこの暖かさが、今日は鬱陶しかった。 秋のような空気の透明感はなく、それでいて初夏のような日差しに蒸された車内は、汗ばむくらいの気温になっていた。 行き道からずっと痛かった右の後頭部あたりが、また一段と熱を持ったように痛ん…

「自分の」呼吸に戻る味。 ~井上征良さんの季節のジャムに寄せて

乗り慣れない車のハンドルを握りながら、帰宅時の渋滞に嵌まっていた。 前を走るバスは都度バス停に停まって殊更に遅いが、交通量が多く車線変更するのも億劫だった。 頭の芯がじんじんとした感覚は、まだ引かない。 だいたい、担当だけのはずが支店長と副支…

熊野、八咫烏、一年、空飛ぶカウンセラー。

ちょうど1年ほど前、熊野を訪れた。 kappou-oosaki.hatenablog.jp 当時のエントリーにも書いたが、世界遺産の熊野古道を歩いてみたい、と「ふと」思った。 そうすると不思議なもので、 友人が「熊野」を訪れることになったり、 ニュースやいろんなところで…

CHIE'S KITCHENさん主催の「飯尾醸造さまに学ぶお酢料理教室」に参加してきました。

先日、CHIE'S KITCHEN(チエズキッチン)さん主催の「京都宮津の逸品 飯尾醸造様に学ぶお酢料理教室」に参加してきました。 今回、飯尾醸造さんのお酢を使った料理教室が名古屋で開催されることをSNSで拝見して、参加をさせて頂きました。 今日はその見聞録…

虹の足元を見た日。

旅先での眠りは浅いようで、午前4時過ぎにはすでに目が覚めていた。 何をするわけでもなく、布団の中でスマートフォンを触りながら、ごろごろともの思いにふけっていた。 軽く2時間ほどは寝返りを打ちながら、いろんなことを思い浮かべながらゴロゴロとし…

ほのかな甘さのかんきつジャム、そして幸せなお金の使い方に寄せて

今日はたいせつな友人の井上征良さんにお願いしていたモノが届いた。 手作りのかんきつとりんごの2種類のジャム、そしてスコーンたちのセット。 かんきつジャムを開けて午後のひと休みを取ろうとしていると、息子と娘が寄ってきてスコーンと一緒にペロリと…

執筆のご依頼と、期待に応える、ということについて。

執筆のご依頼をいただいています。 ありがたいことです。 お二方から自己紹介文の作成依頼をいただいておりまして、少しお話をお伺いさせて頂きながら原稿の作成を進めているところです。 その方たちの素晴らしい魅力を、どうやったらそのままお伝えできる文…

ここにいる。

なにかを失った、だとか、 過ぎ去った時間になにがあったか、とか、 これからの行く末になにがあるか、とか、 まして、いまがどうだ、とか、 そんなことは、まったく関係ない。 わたしは、 あなたのなかに、確かに灯っている光を、 いつも見ている。 = 外と…

よく晴れたあの空へ、悲しみを。あの日と同じ色をした空に。

根本理加さんのブログでご紹介をいただきました。 ステキな言葉の数々、ありがとうございます。 ameblo.jp すごく癒されました そう仰っていただいてますが、逆に癒されたのは書いた私の方で。 書くことは、私にとって生きること、そして癒しのようです。 =…

北の星空に響く美しきあの音色を想うこと。

ameblo.jp その写真を見たときに、私の中で何かが壊れた気がした。 涙が流れる。 人に見られない場所に隠れてひとしきり泣いたあとに、私はその音色に想いを寄せた。 名古屋と比べるには、あまりにも涼しい7月の北の大地。 その空の下のピラミッドで聴いた…

絶対にダメなことをしてしまうこともある。ときにあなたも、そしてわたしも。

昨日のこちらのエントリーに、ご感想をいただきました。 kappou-oosaki.hatenablog.jp 自分の闇を晒すのは勇気が要りますが、書いてよかったと思います。 ありがとうございます。 その中で、 「どうやったら手を上げるようなことを、しないようにできますか…