大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

ゆっくり、ゆっくりと、走る。

最近のランニングは、殊更にゆっくり、ゆっくりと走っている。 極力スピードを出さないように、ゆっくり、ゆっくり、一歩一歩、踏みしめるように。 スピードを出さないのは、もちろん要らぬ怪我などの防止のためもある。 けれどそれ以上に、スピードを出さな…

夏色が、足りない。

夏色が、足りない。 ようやく梅雨明けしたものの曇り空が続いて、夏の陽射しが感じられない。 あるべきところに、あるべきときに、あるべきものがないと、どこか心はぽっかりと穴が開いたように感じられるものだ。 夏生まれで夏が好きな私にとって、うざった…

夏色、世界を彩る情感のように。

梅雨が、明けた。 例年のよりも長かったが、それでも文月の終わりととももに、明けたようだ。 この7月、東京では全く雨の降らなかった日が一日だけだったと聞く。 この名古屋でも、一日の中のどこかで雨が降る日がずっと続いていたように思う。 なればこそ、…

英傑を育んだ風。 ~岡崎市を歩く

岡崎市を訪れたのは、いつぶりだろう。 同じ県内にあり、私鉄もJRも通っていながら、どこか遠いように感じる街。 遥か江戸の昔ならば、尾張国と三河国という、異なる国だったことも影響しているのだろうか。 旧三河国のちょうど中心に位置する中核都市であり…

空飛ぶ想い出は、陽光とともに。 ~2020年ナッソーステークス 回顧

夏の陽光が、透き通ったその足を伸ばしていた。 イギリスはグッドウッド競馬場を映し出す画面を、見ていた。 世界で最も美しいと称されるその競馬場は、この夏の開催が白眉だそうだ。 「グロリアス・グッドウッド開催」とも称される、その美しい風景。 未だ…

Thinkpad、唯一無二の打鍵感との再会。

ノートパソコンを探していた。 従前使っていたのは、10年前(!)に購入したNECの「Lavieシリーズ」だった。 多くのノートパソコンの寿命が5年くらいだと聞くこともある中、ほんとによく働いてくれたものだと思う。 あたらめて仕様を見ると、プロセッサーが…

生まれたときに世界から祝福されたように、自らを祝福するように。

時に、大暑。 時に、土潤溽暑・つちうるおうてむしあつし。 一年の中で、最も厳しい暑さの時期。 …のはずが、どうしたことだ。 長引く梅雨に、なかなか青空は見えず、強い陽射しはどこへやら。 ようやく梅雨明けの声が聞こえ始めたが、関東以北の梅雨明けは8…

麻雀強者は相手の手から自分の手の行く末を知る。 ~自分を深く知るための小考

誰しもが自分自身のことを知りたいと思う。 自分の価値や才能もしかり、自分の正直な気持ちもしかり。 そのためには、瞑想などの静かな時間、あるいは運動などの身体を通して、自分との対話を深めていくことができよう。 自分という内面に深く潜っていくとい…

何気なくしていることは、思ったよりもすごいことかもしれない。 ~セミ捕り戦記2020

夏である。 時候は「土潤溽暑:つちうるおうてむしあつし」。 熱気がまとわりつき、うだるような蒸し暑いころ。 長引く梅雨に、なかなか晴れ間が見えないので、「夏の成分」が足りないような気がするが、それでも蒸し暑さは格別である。 息子にとっては、カ…

書評:北方謙三「破軍の星」に寄せて

一生のうちで、2度目を読む本というのは、どれくらいあるのだろうか。 「これはおもしろかった」、「これはよかった」と思える本に出会えたとして、2回目、3回目と折に触れて読む本に出会えることは、幸せである。 たくさんの本を読むことは、素晴らしいこと…

取りこぼしている幸せは、ないだろうか。

休診、か… 土曜日だから診察しているだろうと思って、朝一番で訪れた皮膚科は、入り口に「臨時休診」の札が掲げられていた。 病院も、世間にあわせて四連休らしい。 祝日が二日続いた後の土曜日だから、事前に確認しておくべきだったか。 前日から降り続く雨…

断酒日記 【630日目】 ~目的も終わりも、定めない

さて、断酒630日目である。 月数にすると、もう21か月目に入ったと思うと、感慨深い。 心身面では、特に記す変化もなく、淡々としている。 断酒をして、夏のビール欲は「ノンアルコールビール」で紛らわすことができると知ったが、そもそも「ノンアルコール…

男の負け顔の持つ色気。 ~長渕剛「しゃぼん玉」に寄せて

長渕剛さんの名曲、「しゃぼん玉」。 物心ついたころに、テレビドラマで長渕さんご本人が、やくざの役を演じていたのを覚えている。 調べてみたら、そのドラマ「とんぼ」(これも名曲だ)が放映されたのが1988年、私が8歳のときらしい。 さすがに8歳では、そ…

大暑。あまりにも短き、夏よ。

今日は大暑、一年で最も暑さが厳しく感じられる時期。 まさに、夏本番。 今年は梅雨明けが平年よりも遅いが、それでも今日という日を待ち構えていたかのように、まさに夏の陽射しだった。 夏を夏らしく楽しむには、夏は短すぎると思うのだ。 スイカも食べな…

「運命思考」持ちのある一日。

運命思考、connectedness。 Gallup社の「クリフトンストレングス」(最近ストレングスファインダーよりリブランド)の定義する34の資質のなかの一つで、Gallup社のサイトでは以下のように説明されている。 「運命思考」の資質が高い人は、あらゆる人や物事は…

書き手冥利と、書く怖さについて。

先日寄稿したウマフリさんへの記事に、ありがたい感想をTwitter上で見かけた。 泣いた。生きててくれてありがとう。現役最後のレース見に行けて本当に嬉しかった。君のファンで本当に良かった。 https://t.co/l1TEjSltv5 — でめきん@りお (@demekin00815) J…

我が子に嫉妬する、梅雨明け間近の空。

雨が、止んだ。 明け方には降りしきるその音で目覚めたが、この時期の天気は、よく移り変わる。 雲の隙間から、夏の日差しも見え始めたようだ。 蝉が、歌い始めた。 シャーシャーシャーシャーと鳴くあの声は、クマゼミだろうか。 敏感に反応した息子は、胸を…

中京記念の思い出に寄せて、ウマフリさんに寄稿させていただきました。

明日は3回中京開催の掉尾を飾る、中京記念。 中京マイルを舞台に、サマージョッキーシリーズ、サマーマイルシリーズを形成する一戦。 そんな伝統のGⅢの思い出に寄せて、ウマフリさんに寄稿させていただきました。 2018年、記録的な猛暑として記憶される夏。…

マイ・ライフワーク、暑中見舞い。

誰にも頼まれていなくても、それが一銭にもならなくても、なぜか続けてしまうもの。 そうライフワークを定義するのならば、「暑中見舞い」というのは私のライフワークかもしれない。 いつからか年賀状は自分から出さなくなってしまったが、暑中見舞いはなぜ…

雨上がりの夕焼けは黄金色に染まって。

長雨が続く。 明けない、梅雨。 それでも、昼前からやさしくなった雨足は、昼過ぎには止んだ。 夕方には、雲の切れ目から陽の光も見えた。 その色は、夏の力強さというよりは、久しぶりに地を照らすやさしい色をしていた。 午後7時過ぎ。 先月の下旬、夏至の…

ほんの小さな、「ふと」に従うこと。

例年以上に長引く梅雨も今日は中休みのようだったが、晴れ間は見えない。 分厚い雲が、空を覆っていた。 それは、訪れては過ぎ去っていく夏を、どこか惜しんでいるようだった。 気温はそれほどでもないが、湿気は高く蒸し暑い。 そんな朝の、道の混み具合は…

友だちっています?と彼女は言った。

「友だちっています?」 「…は?」 「は?じゃなくて。誰か友だちっています?」 「…なんだよ、それ。唐突に…」 「いえ、課内でLINEグループを新しく作ったんですけど、社用のスマホのアカウント知らなくて。もし社内に『友だち』がいれば、その人に招待して…

花は、納期に追われることなく。

昨晩、ご依頼頂いた文章を納品した。 納期、締切、時間的制約というものはプレッシャーにはなるが、何かを生み出す魔法のようにも感じる。 「納期のない仕事は、仕事ではない」とは、若い頃によく聞いた言葉だが、まあそれはそうなのだろう。 こと仕事やビジ…

蓮始開、アガパンサス、蝉の声。

ぼんやりとした目覚めに、蝉の声を、聞いた。 シャーシャーシャーシャーと鳴くあれは、クマゼミの声だろう。 今年初めての、夏の声だった。 息子もそれを聞いたようで、朝食も早々に早速の蝉取りに駆り出される。 一年ぶりに倉庫から引っ張り出したタモを握…

断酒日記 【617日目】 ~変化がないのも、変化のうち。

さて、断酒も617日目になった。 特に何か変化もないが、さりとてそれを書き残しておくのも、大切な定点観測のようにも思う。 変化とは、自らの目に映るものだけでもないだろう。 変化がないのも、変化のうち。 そう考えると、諸々の見方が変わる。 急がなく…

瞬間と永遠について。

あれは小学生の高学年の頃だっただろうか。 母親と二人で山を登ったことがあった。 山頂と思わしき、見晴らしのいい場所で撮った写真が残っている。 その後、不惑も近くなって母の死と向き合う中で、どの山だったのか知りたくなり、それと思わしき山をいくつ…

音楽の味わいは、時間とともに。

「新しい音楽を聴かなくなったら、老化が始まっている」 という話を聞いてぎくりとしたのは、20代の頃だっただろうか。 感情もなくハードワークを重ねていた当時の私にとって、新しい音楽どころか、音楽自体を聴く時間も少なかったように思う。 その話を聞い…

願いも、望みも、目標も。なくてもいい。

誰しもが、自らの望みを叶えたいと願う。 だからこそ、願望実現や目標達成のハウツーなりが、いつの時代も求められる。 そう考えると、スピリチュアルな引き寄せであれ、ゴリゴリの外資系コンサルによるKPIなりの管理であれ、それほど大差がないように感じる…

小暑、七夕。

梅雨が明け、本格的な暑さがやってくる「小暑」。 温風至、あつかぜいたる、の時候。 日増しに上がる気温。 聞こえだす蝉の声。 入道雲。 暑中見舞い。 カブトムシ。 ラムネ、かき氷。 夏が、やってきた。 今年は「七夕」と一緒に訪れたようだ。 せっかくの…

それを止めるのではなく、それでもいいと受け容れること。

生きていく中で、何度も繰り返される問題というものがある。 その多くは人間関係に起因するものだが、そうした時に「なぜ、毎回こうした問題が起こるのだろう」と人は考える。 そうすると、問題に共通する自分の「パターン」とでも呼ぶべきものが見えてくる…