お酒とは別の方法や場所で、お酒がつくる「場」のようなものを感じられるものは、ないだろうか。断酒を続けつつ、それをゆっくり考えて行こうと思う、断酒830日目。
一人で楽しむのもいいが、みんなで楽しみを共有するのは、また素晴らしいものだ。
腰をかがめ、汚れていなさそうなものを選んで、拾っていく。原始時代の名残か、こうした収穫作業というのは楽しいものだ。
立春過ぎて。日に日に、春の気配が感じられるようになってきた。不可逆な季節の流れは、いろんなことを教えてくれる。
立春を過ぎたある日、熱田神宮を訪れた。心なしか、参拝する方が以前よりも多かったように思う。春の訪れとともに、神社にも足が向くのだろうか。
断酒して2年と3か月ちょっと。特に体調面などには変化はなく、淡々と断酒を続けている。しかし、心情的な部分で、ふと。お酒の席の空気がなつかしく、恋しくなることがある。
今日は、春立てる日。立春である。春隣、はるとなり」。厳しい冬の寒さの中に、どこか春の気配を感じる、そんな言葉を思い出す。