さて、断酒してから674日目である。月数にすると約22か月目、もう少しで丸2年になる。
流れのままに。任せて、委ねて、預けて、そのままに。
激しくなったかと思えば、時折緩やかになり。その緩やかな雨の音は、どこか旧い記憶を呼び起こすようだった。
いつものコースを走り、いつもの休憩場所に着く。息を整えながら見上げた月は、どこか微笑んでいた。
日中の外気が、明らかに変わった。夏のうだるような、思考が止まるような熱気はそこにはなく、どこか芯のない暑さだった。
長月。夜が徐々に長くなるから夜長月、そこから長月という説が有力らしい。空を見上げれば、澄んだ色が広がる。地に目を移せば、微かに咲いた花弁がしおれていた。枯れる、長月。
「非同期コミュニケーション」を取る上では、「同期」のそれよりも、はるかに相手との関係性への信頼というものが求められる。相手と、どのようなコミュニケーションを取りたいのか。どのような、関係を築きたいのか。それは自分自身をどう信頼するか、とい…