七十二侯では今日から「桜始開(さくらはじめてひらく)」に入った。暖冬のせいか、各地で開花しているようで、SNSを賑わせている。先日、私も咲いているのを見つけたあの桜の木は、そろそろ三分咲きくらいだろうか。
ナビなしで走ってみるのも、たまには悪くない。「道に迷う」ということは、人間にしかできないことなのだ。そして、その道中で、忘れていた愛のかけらを見つけることもあるだろう。
もしも、心に痛みを感じるときは。それは、傷ついた心が、前よりも広く深くなろうと、再生しているときかもしれない。痛みは。成長がゆえに。
変化や成長は、それを見つけようとするときにだけ、その姿を見せる。それは、幸せや安らぎ、愛といったものと同じなのかもしれない。
昨日の春分の日を過ぎて、また一つ春らしくなってきたようだ。少し前に立春がどうのと書いていたような気がするが、時の流れは早い。立春、雨水、啓蟄、そして春分へ。その陽気に誘われて、近所の川沿いを走る。
春の陽気というのは、なぜあんなにも、人をぼんやりとさせるのだろうと思う。それでも、陽が沈んだあとの風は、やはりまだ冷たい。そんな日の夜に、刈谷市の「魚屋ごんべえ」さんを訪れた。
おめでとうございます。そして、ありがとう、ジュンコさん。あなたのおかげで、ここまで来れました。