どこかへ流れいったのはあの雲だったのか、それとも、私だったのか。
私が停滞するときは、「持て余す」ときらしい。持て余さないようにするためには。やはり、出し続けることなのだろうか。
「現代の魔法使い」と称される落合陽一氏が昨年の秋に出版された、「2030年の世界地図 あたらしい経済とSDGs、未来への展望」(SBクリエイティブ)の書評を。
「諦める」の語源は、「明からしめる」、「明らかにして眺める」から来ていると聞く。季節が移ろうのを眺めるのは、「諦める」ことに近いのかもしれない。
私は、自信が、ない。だから、何もしたくない。それは分かった。じゃあ、どうしようか。
自分を客観視することは非常に難しいが、同時に非常に大切なことでもある。それは、自分という存在を「メタ」な視点から眺める、ということである。そこに自己を客観視するという困難のヒントがある。
「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福」(ユヴァル・ノア・ハラリ氏著、河出書房新社)を読了した。イスラエル人の歴史学者である著者による、世界的に大ヒットした本書は、そのタイトルの通り歴史書である。その書評を。