大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」ことをライフワークにしています。

露草と白粉花。時はいつか満ちるもの。

自転車の修理が完了したとの電話が入ったため、息子と散歩がてら自転車店まで歩く。

 

まだらな雲が空に浮かんでいた。

 

割と強い陽射しに汗ばむ陽気だったが、時折吹く風はひんやりとして秋を感じさせる。

 

路傍の青色に、目が留まった。

 

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ちいさな青い花に、黄色の花弁。

ツユクサだった。

 

そういえば今時分の節気は「寒露」、朝晩の冷え込みに草や葉に冷たい露が宿るころ。

 

もう来週には「霜降」、北国から霜が降り始める節気を迎える。

 

露から霜への時期に咲いた、ちいさな花。

 

その背景に映る赤色との対比が、美しかった。

 

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赤色は、オシロイバナだった。

 

昔の子どもは、この実を割ると出てくる白い粉質のもので「おしろい」がわりにして遊んだことから、この名が付いたそうだ。

 

おしろい代わりにはしなかったが、小さい頃この黒い小さな実を集めたことを思い出す。

 

 

wiki先生で調べてみると、「ツユクサ」は朝咲いた花が昼にはしぼんでしまう様子が朝露を連想されることからその名が付いたという説があり、英名のDayflowerも「その日のうちにしぼむ花」という意味を持つそうだ。

 

今日しか見られない、その小さな花に出逢えた奇跡を想う。

 

反対に「オシロイバナ」は、和名を「ユウゲショウ(夕化粧)」とも呼ばれ、花は夕方から咲くそうで、目の前の花もしぼんだ状態だった。

 

英語ではFour o'clock。4時の花といった趣だろうか。

中国語では洗澡花(風呂に入る時間から)、煮飯花(夕飯の準備の時間から)といった名で呼ばれるそうだ。

 

夕方にでも、また見に来ようか。

 

 

朝に咲く花、夕方に咲く花。

 

時はいつか満ちるもの。

 

起こっていることは全て奇跡で。

 

ただ、それを眺めるように。 

 

揺蕩うように、流れのままに。

 

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〇今日の書斎:2019/10/21

1.執筆依頼:短編小説 10/23納期

→執筆中( 本日 ▲5,185字 / T=19,551 )

 ※一部リライトのため

2.寄稿記事:「175,100メートル(仮)」11/3寄稿目標

3.ものがたり

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【大嵜直人の執筆記録】

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なに定時前に寝惚けたこと言ってるんですか?、と彼女は言った。

「ずいぶんと朝晩冷え込むようになってきたな」

 

「ええ、アタシも昨日、あわてて長袖のパジャマ引っ張り出しましたよ。辛うじて衣装ケースに入ってましたけど、さすがにクサクサしてました」

 

「いや、そこは洗濯してから着ようや…」

 

「いや、背に腹は代えられませぬ」

 

「お、おぅ…次の休みには洗ってくれ…しかし、気付かぬ間に、季節は巡っていくもんだなぁ。ついこの前まで、残暑がどうのって話をしてたのに、朝晩冷えるし、夕方は6時過ぎると途端に暗くなるもんなぁ」

 

「ほんとそうですよ、ビックリします」

 

「黙っていても流れるのは、季節だけ…か。人間は年を食うだけだな…」

 

「なんですか、その後ろ向きな感じは」

 

「まあ、後ろを向きたくなる時期もあるさ…」

 

「また何かミスしたんですか?いいじゃないですか、別に」

 

「また、とは何だ、またとは…いや、同じミスが重なると、さすがになぁ」

 

「そういう何でもデキるキャラじゃないんだから、ミスする前提でいきましょうよ。ミスしてからがスタートって感じで」

 

「あぁ、そうなんだけど…」

 

「自分に過剰に期待しすぎじゃないですか?周りはそんな期待なんて、してないかもしれないですよ。気のせい、気のせい」

 

「それはそれで、何か悲しいじゃんか…何か、期待されてない人みたいで」

 

「違いますよ、そういう意味じゃないですよ…まったく、昆布みたいなウネウネした黒いオーラ出てますよ」

 

「昆布はマズいな…あぁ、変わりたいなぁ…自分を。人生を変えるために必要なものって、何だろうね」

 

「う~ん…」

 

「運?人脈?…それともやっぱり、努力?」

 

「そうですねぇ…もしも自分の人生を大きく変えるものがあるとしたら、それは小さな勇気なんでしょうね」

 

「小さな勇気」

 

「そう。そんな大きくなくていいと思うんですけど、小さな勇気」

 

「それは、なぜ?」

 

「変える、ということなら、やっぱり今までと違うことをしないといけないと思うんですよね。で、違うことをするって、とっても怖いんです。それをする、小さな勇気」

 

「そんなもんか…」

 

「ミスをして自分を責めるんじゃなくて、ミスをする自分をそのまま受け入れるということ。しょうがないわよね、それも自分だから、って。どんな一日であろうと、よく頑張ってね、って自分をねぎらう。それって、自分を責めたり反省するよりも、とても怖いことなんです」

 

「あぁ…たしかに。受け入れがたいな、それは」

 

「だから、それをする小さな勇気。それが、小さな小さな一歩目じゃないかな、と。どうしてもそれが無理なら、もう一つ小さな勇気にサイズダウンしてみる」

 

「もっと小さな勇気とは?」

 

「そのままの自分すら受け入れられない自分や、自分をねぎらうことすら出来ない自分の状態を、受け入れられないんだね、ねぎらうことができないんだね、とまずは今の状態をそのままに受け入れる勇気。一つサイズダウンする感じ」

 

「うーん…そうか、受け入れられない自分を受け入れる…なんだか禅問答みたいだな」

 

「受け入れられない自分を受け入れられない自分を受け入れる…みたいな?アハハ、たしかにそうですね」

 

「小さな勇気、か」

 

「そうそう。単にミスしない人間になることが、人生を変えるんじゃないと思います。まずは、自分がミスをする人間だと知り、受け入れること。その上でどうするか考えるのと、自分はミスしない人間のはずなのにって考えるのとでは、次の行動が違いますから」

 

「たしかに」

 

「だから、小さな勇気なんじゃないですかね」

 

「なるほど、小さな勇気…じゃあ、この明日納期の仕事を放置してたミスを、言い出す勇気を出してみるよ。ごめん、明日までに頼む」

 

「はぁ?なに定時前に寝惚けたこと言ってるんですか?ちゃんと自分のミスは自分で始末してください。それじゃ、おつかれさまでした~」

 

「ですよね…うぅ…小さな勇気を出したのに、全然変わらないぞ」

 

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〇今日の書斎:2019/10/20

1.執筆依頼:短編小説 10/23納期

→執筆中( 本日1,862字 / T=24,736 )

2.寄稿記事:「175,100メートル(仮)」11/3寄稿目標

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菊花賞に寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。

さて、明日はクラシック三冠の最終戦菊花賞ですが、平成6年の同レースの思い出に寄せて、競馬ブログ&WEBフリーペーパー「ウマフリ」さんに寄稿させて頂きました。

 

www.uma-furi.com

 

私が競馬を見始めた頃のスターホースが、ナリタブライアンでした。

そのブライアンの思い出をこうして綴れたことに、感慨を覚えます。

 

 

在りし日のブライアンの勇姿とともに、いつもながら記事を素敵に仕上げて頂きましたウマフリ様には感謝申し上げます。

 

ありがとうございました。

 

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〇今日の書斎:2019/10/19

1.執筆依頼:短編小説 10/23納期

→執筆中( 本日 2,047字 / T=22,874 )

2.寄稿記事:「175,100m(仮)」11/3寄稿目標

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自分への期待を手放す。 ~もう一度、天動説を信じるということ

一昨日のエントリーで、ネガティブな意味での「甘え」や「怠け」、「逃げ」ではなく、自分にできないことを「仕方ないと諦めること」について書いた。

 

kappou-oosaki.hatenablog.jp 

少し時間を置いて考えると、それは「自分への期待を手放す」ことなのかもしれない、と感じたので、少しそれについて書いてみたい。 

 

 

自分への期待を手放すとは、自己価値を信じるとは別の次元の話だ。

 

自己価値を信じるとは、何かができること、何かの役に立つことで自分の価値があるという「わけではない」ということを知ること。

 

わたしは、そのままに、ただ、そこに存在しているだけで価値がある。

 

それは深い真実であり、忘れてはならない叡智だ。

 

けれど、それは「何もしなくてもいい」ということではない。

 

そのままに存在しているだけで、価値があることを信じられたとき、きっとあなたは自らの内から滲み出る衝動に駆られて、行動を促す。

 

 

誰しもが幼い赤子の頃は、全知全能の神だった。

 

自分の欲求を世界に伝えると、世界はうやうやしく傅き、その仰せのままに従った。

 

温かい布でくるみ、ミルクを与え、排せつ物の付いたオムツを取り換え、抱っこして眠りに誘ってくれる。

 

すべての世界は、自分の周りを回る天動説のような世界に生きていた。

 

しかし、そんな世界もいつしか変わりゆく。

 

「買って、買って」とデパートの廊下で癇癪を起こしても、与えられないものがあると気づく日があり、

どれだけ泣き叫んでも、自分よりも足の速い子がいることに気づく日があり、

どれだけ抗議しても、小さな妹に両親の寵愛を奪われる絶望の日があり。

 

わたしはそれに絶望し、落ち込んだ気分のふりをして、自分を憐れみ、被害者になる。

 

だって仕方ないんだもん。

わたしは、自分が期待していたような自分ではなかった。

自分が世界の中心ではないんだから、地動説を信じるしかないじゃない。

だから、「いまある世界」にわたしを合わせるしかない。

 

ああよかった。

これであなたは悲劇のヒーロー、ヒロインになり、悲しい物語を紡ぐことができるようになった。

 

それはそれで得られるものもあるだろう。

 

同情か、憐憫か、庇護か、あるいは失敗しないことか。

 

それでも、日を追うごとに、内なる衝動はあなたの心の奥底で疼く。

 

「なぜ、それが手に入らないんだ」、と。

 

それは活火山のマグマのように煮え、たぎり、わたしの心を焼き焦がす。

 

もう一度、自分自身の物語を紡ぐんだ、と訴えかける。

 

焦燥の中で、わたしはわたしへの期待を手放さなくはならなくなる。

 

捨て去ったはずの、あのわたしを取り戻すために。

 

 

鍵盤に初めて指を置いたら、

勝手にベートーヴェンの「月光」を奏でられる世界があってもいいし、

 

今日の買い物のメモをするように書いた文章が、

美辞麗句の並んだ詩になっている世界も面白いし、

 

バッティングセンターで初めて握ったバットで、

全球ホームランにできる世界もあるのかもしれないし、

 

けれど、わたしが生きているのは、この三次元の不自由な肉体の制約を受けた世界なので、早々そんなことにはならないはずだ。

 

少なくとも、私はそうならなかった。

 

「月光」を弾けるようになったり、

人の心に残る文章を書けるようになったり、

ホームランをかっ飛ばせるようになったりするには、

 

悲しいかな、反復練習をするしかない。

 

 

もちろん、捨て去った天動説を信じることは、怖いことだ。

 

ままならぬこと、思うようにいかぬことが起こる度に、自分の無力さ、才能のなさ、覚えの悪さと向き合わねばならぬ(そして、それは自分に期待していた分だけたくさん起こる)。

 

やりたいこと、ワクワクすることには、一番やりたくないこと、テンションの下がることがくっつてくるものだ。

 

そりゃそうだ、世界は陰陽でできているのだから。

 

けれど、その内なる衝動を認識したら、もう無視することは難しい。

 

だから、とにかくやってみよう。

 

ほんの小さなことから、始めてみよう。

 

それが何になるのかって?

 

たとえ何にもならなくたって、いいんじゃないかな。

 

だって、やりたかったんでしょう?

 

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「期待を手放す」とは、あきらめることとはまったく逆で。

もう一度世界の中心に自分を置くことかもしれない。 

 

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〇今日の書斎:2019/10/18

1.執筆依頼:短編小説 10/23納期

→執筆中(本日 606字 / T=20,827 )

2.寄稿記事:「175,100メートル(仮)」11/3寄稿目標

3.ものがたり

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【大嵜直人の執筆記録】

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毎日変わるなかで、同じ物語を紡ぐという難しさ。

目下、執筆中の小説も、20,000字を超えた。

 

ようやく少しずつ、これまでよりも長い物語を書くという作業に慣れてきた。

 

それとともに痛感するのは、毎日変化のある中で、同じテンションで書くことの難しさだ。

 

 

毎日天気も違えば、季節もめぐっていく。

 

もちろん私自身の体調も違えば、感じている感情も異なる。

 

心地よく過ごしている日もあれば、無性に腹が立つ日もあれば、なんだか物悲しい日もある。

 

そんな中で、毎日同じ作品と向き合うことの難しさ。

 

そして、いったん原稿から離れてしまうと、場面や情景や、つながり、人物の心境などを思い出し、入り込むのに時間がかかる。

 

毎回、校正がてら頭から読み返しながら、内容を思い出しながら、少し手直しを入れながら…という工程が入る。

 

これが曲者で、結構時間を食う。

 

ようやく新しい部分を書きはじめると、あっという間に夜更かしになってしまうというのが、いまの課題だ。

 

要は、エンジンを温めるのに時間がかかるようなのだ。

 

どうしたものか、悩ましい。

 

やはり、何でも初めて見ないと何が難しいのか、問題なのか、分からないものだ。

 

 

これは、誰でもそうなのだろうか。

 

たとえば、絵を描く画家の人は、一日のわざを成し終えてキャンバスの前から離れて、また翌日そのキャンバスの前に立ったとき、テンションの違いをどう克服するのだろうか。

 

絵を描いている人やイラストレーターの方にお会いしたら、聞いてみたい。

 

場所を移してカンヅメになって書くという解決策も考えられるが、それは対症療法的のような気もする。

 

そういった方法論ではなくて、結局のところ、24時間の中で、どれだけ作品のことを考えられるのか、という本質的な問いのような気がする。

 

昔読んだ麻雀漫画の中の台詞で、「プロとアマの違いは、技術ではなく生活態度である」という言葉があった(確か、かわぐちかいじさんの漫画だったように思う)が、ふとそれを思い出す。

 

どれだけの時間とエネルギーを捧げられるか。

 

もちろん、どれだけ捧げたところで、クオリティの高い作品が書けるなんて保証は、何もないのだが。

 

作品の質と努力した時間は、必ずしも比例しない。

 

当たり前の話だ。

 

それでも、捧げることが、できるかどうか。

 

諦めずに、淡々と、できることを、今日のわざを、積み重ねることが、できるかどうか。

 

結局のところ、問われているのはそこのような気がする。

 

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このブタさんは、雨の日も風もの日も同じ顔で笑ってる。見習いたい。

 

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〇今日の書斎:2019/10/17

1.執筆依頼:短編小説 10/23納期

→執筆中(本日 1,889字 / T=20,221 )

2.寄稿記事:「175,100m(仮)」11/3寄稿目標

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断酒日記 【348日目】 ~できないことを諦めるという自己受容

さて、断酒して348日目、11か月が過ぎたところだ。

 

もう1年になるのかと思うと、感慨深い。

 

手帳を見ると最後に飲んだのは2018年の11月上旬で、気の置けない方との会食で飲み過ぎて泥酔して、翌日は二日酔いで死んでいたようだ。

 

禁煙セラピーなどで「禁煙を決めたら、最後の煙草を思い切り味わって吸う」というような方法を見たことがあるが、あの時はそれが最後の飲酒になるとは思いもしていなかった。

 

 

前回のエントリーで、「飲酒」も「断酒」も同じ動機からなのかもしれないと書いた。

 

断酒日記 【333日目】 ~飲酒も断酒も実は同じ動機から? - 大嵜 直人のブログ

 

心の奥底で疼く「寂しさ」を紛らわせるために「飲酒」をして、その「寂しさ」を別のベクトルに向けると、自分には飲んでいる時間などないという劣等感(すなわち、比較して劣っていると感じることで他人と「つながり」を求める)からくる「断酒」をしていたかもしれない、と。

 

その両方に気づいたときに、ようやくほんとうの意味で「飲む」か「飲まない」かを選択できる、というように。

 

あれから2週間ほど経っているが、いまのとことろ「飲まない」という選択を続けている。

 

いまは執筆に追われて飲む時間がない、ということもあるのだが、やはり飲むと頭が働かなくなるというのが最大の理由なのかもしれない。

 

 

世の中には、飲みながら本を読めたり、書き物をしたり、飲酒をしながら何かすることができる人もいるのだが、経験則上、私はそうではなかった。

 

飲みながら本を読んでも、翌日読んだ箇所の記憶は全くなかったし、あるいは音楽や何かを聴いていてもぼんやりしてしまうし、まして書くことなどできなかった。

 

世の中にはそうしたりすることができる方もいて、羨ましいなと思うこともある。

 

けれども、いまはそうした羨ましいといった感情も当然あった上で、「断酒」を選んでいるように思う。

 

他人と比較してできないことを責めるのは、自己否定であり、

自分にできないことを仕方ないと諦めることは、自己受容である。

 

そう考えると、「断酒」を通してまた少し自己受容が進んだのだろうか。

 

 

自分にできないことを、仕方ないと諦めること。

 

それはネガティブな意味での「甘え」や「怠け」、「逃げ」といったもの、また異なるものだ。

 

100メートルを10秒で走ることができる人を羨ましいとは思うが、自分がそれをできないことを責める必要は全くない。

 

その例は極端かもしれないけれども、もう少し細かく見ていくこと。

 

それって、自分にできることなの?と問いかけてみること。

 

限られた自分の身体、時間、お金を何に投下したいのか。

 

それは、同時に何に投下しないのか、ということを選択するということなのかもしれない。

 

 

もうあと少しで断酒して1年。

 

内面ではいろんな変化がありつつ、続けることができた。

 

私が断酒したときにいろいろ参考した情報を久しぶりに見返していたが、その中で断酒して3か月~1年の間は「ときどき襲ってくる飲酒への誘惑と戦う時期」とあった。

 

それが1年を経過すると「公私ともに充実して忙しくなる時期」に入る、とも。

 

もうすぐ1年だが、確かにありがたいことに執筆なり忙しくなってきたようだ。

 

1年が経過したら、どんな景色が広がっているのか、楽しみにしたい。

 

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とはいえ、こんな宝石箱を前にすると日本酒が恋しくなることも、やはりある。

 

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〇今日の書斎:2019/10/16

1.執筆依頼:短編小説 10/23納期

→執筆中(本日2,900字 / T=18,332)

2.寄稿記事:「175,100m(仮)」11/3寄稿目標

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執筆環境についての試行錯誤。

おかげさまでご依頼頂いた短編も、15,000字を超えた。

 

全体の構想のだいたい3割~4割の間くらいだろうか。

 

いままで2年以上、ここで毎日書いてきたが、毎日違う内容について書いてきた。

 

ご依頼頂いた文章も、構想を練る時間は別として、文字にアウトプットするときは1日で終わらせてきた。

 

同じテーマや内容を、日付をまたいで続けて書いて積み重ねていくというのは、初めての経験だ。

 

 

なにぶん初めてのことなので、どういう方法がいいのか、いろいろと試行錯誤しながらやっている。

 

書く時間帯はいつがいいのか、

書く媒体は何がいいのか、パソコンなのかスマホなのか、

入力装置はキーボードがいいのか、音声がいいのか…などなど。

 

今のところ、

「夜に、パソコンとキーボードを使って書く」

といういたって普通の方法に落ち着いてる。

 

今後のために、私にとって必要な環境の条件を考えてみたら、この三つのようだった。

 

1.一人になれる環境。

2.終わりの時間を気にしない環境。

3.大きな画面で全体を見ることができる環境。

 

1は誰でもそうかもしれないが、話し掛けられない環境でないと書けない。

 

いまはほぼ自宅で音楽なども流さずに書いているが、これがカフェやバーなどの「心地のよいノイズ」が入る環境だとどうかと言われると、難しいように感じる。

 

一度、ホテルの15階の素晴らしい景色のカフェでブログを書いたことがあったが、あまり進まなかった。

 

むしろ、漫画喫茶の薄暗い個室のパソコンで書いたときの方が、進んだ気がする。

 

これも慣れなのだろうか。

 

「一人になれる環境」ということは誰でも書くときに必要なのだろうが、「話しかけられない程度の一人で、話し声や音楽などがある状態での一人」と「独りぼっちといえるような状態の一人」と、人によって程度の違いがあるように思う。

 

どうも私は後者のような気がする。

 

2は、やはり時間を気にするとどうしても気が散ってしまう。

 

そうなると、やはり後のスケジュールが決まっている朝などは難しい。

 

「この時間までに、ブログを1記事書く」という制約を設けると生産性が上がるという方も見かけるが、そのように分量を決めて、時間的な制約をつけた方がいいのだろうか。

 

今のところ、好きに書いているとすぐに夜更かししてしまい、翌日眠くなってしまうので、そこも今後の課題のように思う。

 

3については、どうも私は書きながら文章全体のバランスを見て、同時に校正をかける癖があるようだ。

 

「てにをは」や誤字・脱字といった基本的なものや、画面の黒さ、文字のリズム、漢字と平仮名のバランス、センテンスの長さ、リズム…などなど。

 

お世話になっている記事の寄稿先で、校正を入れて頂いている方からは「おおさきさんの寄稿記事は、いつも校正要らないですよね」とお褒めを頂いたこともあったが、そういった「てにをは」や誤字・脱字といった基本的な校正から、画面の黒さ(=漢字とひらがなのバランス)、文章のリズム、センテンスの長さ…などまで。

 

それは私が遅筆な原因でもあるのだが、そういう書き方なのだから仕方ない。

 

そうなると、スマホの画面よりは、ある程度の大きさのあるパソコンの画面の方が都合がいいようだ。

 

そして、キーボードに入力するくらいの速度の方が、同時に校正しやすいようだ。

 

音声入力の方が圧倒的に速いのだが、以前に一度試してあまり書けなかったので、それ以来使っていない。

 

これも慣れなのだろうか。

 

あと一つ、大事なことを忘れていた。

 

4.甘いものがある環境

 

やはり、これも重要な環境である。

 

煮詰まったとき、ほっとしたとき、甘いものは力と活力を与えてくれる。

 

ただ、どうしても真夜中になってしまうので、ほどほどにしておかないといけない。

 

それもまた、今後の試行錯誤の課題だろう。

 

 

こういうのは、やはり「実際にやりながら試行錯誤する」というのがいいのだろう。

 

やる前に「いい環境」について考えてみても、実際に自分に合うかどうかは、やってみない分からない。

 

引き続き、「私にとって」ベストな環境を探していきたい。

 

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→執筆中(本日1,522字 / T=15,432)

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