大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

クラムチャウダーのアサリは殻付きからつくるのが吉。

ここのところずいぶんと寒くなってきたので、暖かい料理が作りたくなった。

放っておくと和食ばかりつくる私にしては、めずらしい洋食のレパートリー「クラムチャウダー」にしようと思い立った。

以前につくったのだが、あまり納得のいく味に仕上がらなかったので、再度挑戦である。

材料を準備する。

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アサリ、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、ベーコン。

アサリは前回余っていた水煮缶を使用したが、今回は殻付きのものを用意した。

野菜とベーコンは適度な大きさのさいの目に切りそろえる。

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フライパンに水を張り、流水で揉み洗いしたアサリを入れて煮立たせる。

一気に沸騰させず、徐々に徐々にふつふつと湧いてくるくらいの火加減。

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しばらくすると口が開いてくるので、火を止めてアサリを取り出す。

粗熱が取れたら、殻を外して剥き身にする。

残った茹で汁はアサリの旨味エキスが出尽くしている宝物。

むしろこっちが本体。

この旨味エキスがたっぷりと詰まった茹で汁、貝が吐いた砂や付着していたゴミなどが混ざっていることがあるので、ザルにキッチンペーパーなどをかけて濾す。

それにしても、貝、エビ・カニなどの甲殻類、アンコウ、フグ・・・

こいつらの本体は、出汁でありスープであると思うのだ。

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特に鍋なんて、具材を煮て食べるのは前菜の部類で、

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メインディッシュは雑炊なりおじやだというのが、真実に近いように思う。

具材ぐつぐつ=

二ツ目、バラモス、王位・王座、クライマックスシリーズ、東ラス、宝塚記念

雑炊グツグツ=

真打、ゾーマ、名人・竜王、日本シリーズ、オーラス、有馬記念

という感じだ。

話が逸れてしまった、今日は鍋ではなくてクラムチャウダーだった。

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ようやくこれで材料がそろった。

茹で汁、だいじ。

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厚手の鍋に、バターを溶かしていく。

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バターが溶けたら、焦げないうちにたまねぎ、にんじん、じゃがいもを投入。

中火でしんなりするまで炒めていく。

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玉ねぎがしんなりしていい香りが立ってきたら、小麦粉を投入。

ベーコンも加えて、焦がさないように炒めていく。

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小麦粉がいい具合に具材に絡まってきたら、アサリの茹で汁と適量の水とコンソメを加えて、ひと煮立ちさせる。

沸騰したら弱火にして「おいしくなーれ」と唱えながら(←ここ大事)、15分ほどクツクツと煮る。

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野菜が柔らかくなったら、牛乳と塩・胡椒を加えて味を調え、もうひと煮立ちさせたら、できあがり。

面倒なようで、実は切って煮るだけという簡単料理。

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寒い冬の日にぽかぽかのクラムチャウダー。

アサリのエキスが染み出て、美味しい。

やはり、クラムチャウダーは殻付きのアサリからつくるのが吉。

貝、甲殻類、その他魚類は、その茹で汁が本体だとあらためて実感する旨さだった。

ごちそうさま。

またつくろう。