大嵜 直人のブログ

人との別離で傷ついたココロは、人との出会いで癒される。私の辿ったそんな体験を、言葉にしてみたいのです。

サナギの時期が一番デリケートで傷付きやすい。カブトムシも、人も。

処暑も過ぎて少し涼しくなったと思えば、また暑さがぶり返す夏の終わり。

 

先の7月に同僚の虫捕り先生と一緒に捕獲したクワガタは、まだまだ元気に夜になるとごそごそと虫かごの中を動き回っています。

ブログを書いていると、後ろでカサカサと応援してくれているようです。

 

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さて、そんなクワガタくんのゼリー交換と霧吹きが日課の息子氏。

保育園でカブトムシを飼っているようなのですが、虫捕り名人と2回目のトライに行ったときは、残念ながらお目当てのカブトムシは見つからず。

 

そうこしているうちに、いつの間にか蝉の声も聞こえなくなり、夏も終わりに近づいてきてしまいました。

 

それでもカブトムシ愛にコミットメントしている息子氏。

youtubeでカブトムシを幼虫から育成してる動画を発見して、「幼虫から飼いたい!」と発案します。

 

何軒かのホームセンターに電話してみるも、どうもカブトムシの幼虫の販売シーズンは春先がメインのようで、成虫は販売していても幼虫を販売している店舗はなかなか見つかりません。

 

私が小さかったころ、カブトムシの成虫は飼ったことがありました。

ただ30年ほど前には、今は100均で売っている便利な昆虫ゼリーなどなく、スイカやキュウリの残りものに砂糖水をかけて与えていたような記憶があります。

 

そして、幼虫は飼ったことがありませんでした。

幼虫から成虫に育てることに成功したブリーダーは、学校のクラスで英雄扱いされていたのような記憶があります。

 

そんな私でしたのでカブトムシの生態に調べていくと、カブトムシは夏前にサナギから羽化して成虫となり、夏の間に卵を残して秋になると死んでいくようなのです。

そして卵から孵った幼虫は秋から春にかけて土の中で過ごし、やがて夏前にサナギとなるサイクルのようで、多くのホームセンターでは幼虫~サナギ~成虫へのダイナミックな変態が見られる夏前に幼虫を販売するみたいなのです。

 

いろいろ調べていくと、自宅から車で1時間ほどの爬虫類や昆虫なども扱うペットショップなら、来年羽化する幼虫を取り扱っているようでした。

 

「いまから幼虫飼うと、来年の夏前までほぼ一年間お世話せなあかんけど、ほんとにええの?」

「いいの!」

 

というカブトムシ愛を見せる息子氏。

そこまで言うなら、ということで、車を走らせてペットショップを訪れます。

 

ゾウガメやイグアナの実物にビビりながら、親切な店員さんにいろいろ教えてもらって幼虫と必要なものを買い揃えました。

 

といっても、必要なのは容器と飼育マット(土)のみ。

カブトムシの幼虫は腐葉土がエサのようなのです。

 

帰りの道中から興奮気味の息子氏と一緒に、教えてもらったように容器を区分けして、一匹ずつ入れていきます。

 

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これだけ。

あとは水分を適度に保ち、コロコロとした糞が目立ってきたら土を取り換えるようにとの教えでした。

 

来年の夏まで、大事に育てていきたいと思うのです。

 

そしていろいろ調べていくと、やはり夏前のサナギになる時期が一番デリケートな時期だということが分かりました。

 

時期がくると、この白っぽい幼虫の体は黄色がかってきます。

そして、土の中で成虫が入れるくらいの空間(蛹室:ようしつ、と呼ばれるそうです)を作り、その中で3~4週間じっと動かずに何も食べずに、その時を待つそうです。

 

この蛹室と呼ばれるスペースを壊してしまったり、サナギを手荒に扱ってしまうと、羽化できずに死んでしまうことが多いそうです。

なので春先以降は、土を交換しない方がいいそうなのです。

 

そしてようやく夏前にサナギから成虫になっても、しばらくの間カブトムシはエサを食べません。

自分の体が成熟するまで、じっと待っているそうです。

 

そこまでして、ようやくあの成虫の姿になれるのです。

 

成虫になる前のサナギの時期が、一番デリケートで傷付きやすい。

 

それは、人も同じなのかもしれません。

 

今まで大事に抱えてきた価値観ややり方といったものを手放したり、あるいは幼虫から成虫へ姿が変わるほどの変化が起こるとき。

 

その変化のときが、一番デリケートで傷付きやすい。

それは一つの真実であり、カブトムシが教えてくれる自然の摂理のようです。

 

人生の中で、どうしようもなく傷ついたり、耐え難い痛みがあるとき。

 

それは、もしかしたらサナギの時期なのかもしれません。

 

そんなときは、ただじっと動かずに痛みを流して時を重ねることです。

カブトムシのように、ただじっと蛹室の中で時を重ねれば大丈夫なのです。

 

いつか、その時がきます。

必ず、その時はきます。

 

そのとき、あなたは何を見るでしょうか。

力強い角なのか、硬い兜のような身体なのか、それとも大空に飛び立つ羽根なのか・・・

 

それは、羽化してからのお楽しみ、なのでしょう。

 

息子氏と飼育ケースを眺めながら、そんなことを教えられた今日のカブトムシ記でした。

 

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