大嵜 直人のブログ

人との別離で傷ついたココロは、人との出会いで癒される。私の辿ったそんな体験を、言葉にしてみたいのです。

名前を知ること、世界を丁寧に扱うこと 〜虹色の羽根のあのトンボに寄せて

いらっしゃいませ、「言の葉割烹おおさき」へようこそお越しくださいました。
店主のおおさきです。

 

昨日、一昨日と私が少年時代を思い出すお話を綴らせて頂きました。

 

そんなお話をしていると、一年前に登った多度山で出会った不思議なトンボの名前を知ることができました。

 

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一年ほど前に、三重県の多度山に登りました。

 

当時の私は、ありがたいご縁のおかげで今まで抑え込んでいた感情の蓋を少しずつ開け、両親を失った寂しさを感じられるようになっていました。


そのリハビリもあったのでしょうか、子どもの頃に訪れた公園、山、海水浴場などを訪れては、愛された記憶を見つけて涙していました。

 

いろんな不可抗力により、今の私の手元には自分の幼少期の写真があまり残っていないのですが、それでも数少ない幼い頃の写真を、手帳に入れています。

 

穏やかな笑みをした父と母と映っている、海水浴場を背にした写真。


深くたたずむ眼をした、祖父と映った、おそらく地元の神社の日本酒の樽を前にして。


スーツ姿の母親と映った、小学校の卒業式の写真。


朗らかな笑みを浮かべる祖母と、名古屋港と思われる海をバックにして。

 

そして、母親と登ったどこかの山頂の写真。

 

その山がどこの山なのか、記憶をたどっても明確に思い出すことができません。

 

けれど、手始めに幼い頃登ったような記憶のある、多度山に登ってみたのです。

 

kappou-oosaki.hatenablog.jp

 

結局、山頂まで登ってみたのものの、その写真とは違った風景が広がっていました。


それでも、気持ちよい晴天の下、2時間ほどハイキングコースを歩き、多度大社へお参りして、とても楽しい時間になりました。

 

そのハイキングの中で、不思議な青いトンボのような虫に出会ったのです。

 

私が気づくと飛び立ち、先導するように先に道を飛んでいきます。
視界から消えそうになると小枝や葉に止まり、私を待ってくれていました。

 

なんとかスマホで撮影しようと試みましたが、鬼ごっこの中でついぞ撮影することができない中、最後には道を外れて飛んで行ってしまいました。

 

 もう、大丈夫だよね。 

 

そんなことを、その青い不思議なトンボに言われたような気がしたのです。

 

そんなことも忘れていたのですが、先日SNSで友人の投稿の写真の中に、まさにそのトンボを見つけたのです。


このトンボです。

 

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美しい蓮の池の中に浮かぶ、不思議な羽根の色をした黒い体のトンボ。 

 

友人もこのトンボが一瞬で不思議な空間を作ってくれたと言っていて、友人の周りをひらひらと戯れた後に、舞い上がって消えていったそうです。

 

しかもその友人は名前まで調べてくれました。

 

    チョウトンボ。

 

まさにそのままの名前なのですが、羽根が全体的に黒っぽい色に覆われながらも、光の角度によって虹色に光る美しいトンボだそうです。

 

名前が分かると、やはり嬉しいものです。


次に出会ったときには、彼らに呼びかけることができそうです。

 

名前を呼ぶことは、丁寧に世界を扱うことのように感じます。

 

それは口に出す言葉に、意識を宿すことができるからなのでしょうか。


その意識を、エネルギーと呼んでも言霊と呼んでもいいのですが、そうした意識を持つことは、世界を丁寧に扱うことのように思えます。

 

そして、世界を丁寧に扱った分だけ、きっと自分も世界から丁寧に扱われるように思うのです。

 

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思わぬところから、私の昔の記憶と、今の記憶をつないでくれたチョウトンボ。


「童心」といい、モエレ沼公園でのクリスタルボウルの音色から昔の記憶をたどる旅が続いているような気がします。

 

そして、その姿と名前を教えてくれた友人とのつながりに、感謝したいと思います。

 

チョウトンボ、また会おうね。

 

 

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