自己投資にも、いろんな種類の投資があります。
けれども、タイトルの通り自己投資のなかでも「旅をする」ことは、最強の自己投資の一種だとつくづく感じます。
その理由と、旅から受け取るものについて、今日は綴ってみます。
旅をする恩恵を受け取る3つのポイント
自己投資と聞くと、いろんなものが思い浮かびますね。
語学や資格の勉強、エステやジム、パーソナルトレーナーなどの身体への投資、美味しいものを食べたりお気に入りのカフェに行ったりするのも、自己投資と言えますね。
自己投資とは、お金や時間・労力を自分に対してかけてあげることと言えます。
「放てば満てり」、「手放すと入る」などの言葉の通り、そうしてお金や時間・労力というものを手放して空いたスペースには、必ず何かが返ってきます。
金融の投資でいうところの、「リターン」というものですね。
そうして見てみると、旅費や宿泊費などの「お金」をかけて、移動も含めた「時間」もかけて、住み慣れた土地を離れて不自由さを味わう「労力」までかけるという「旅行」は、自己投資の中でも最強の一種なのではないでしょうか。
そんな最強の自己投資の「旅」ですが、大きく自分が変わる=リターンを受け取ることができるポイントが「3つ」あると思うのです。
1.旅に出ると決めた瞬間
先に申しあげた、お金・時間・労力をかけて旅をすることを決めたとき、それはすなわち自分に対してそれだけのものを与えてあげることをしてあげた、という瞬間だと思います。
言い換えれば、自分に対してコストをかけることを「許可」してあげられた瞬間です。
私たちは、他人に与えるときは犠牲や我慢をしてまで与えることが容易なのに、自分に対して与えるとなると、なかなか最上のものをあたえることへのブロックがあるのではないでしょうか。
「旅に出る」ということは、言ってみれば大義名分です。
あの景色が見たい、あの土地の料理が食べたい、あの人に会いたい、などなど。
そんな大義名分をもとに、自分に「旅」という最強の自己投資を与えてあげることにコミットした瞬間。
その瞬間から、何かが変わり始めます。
2.旅先のものに触れた瞬間
旅先の景色を見る、人と話す、土地のものを食べる・・・そんなことが思い浮かぶかもしれませんが、「その土地の空気を吸う」だけでも違います。
空気と言っても、エネルギーと言っても、雰囲気と言っても、何でも大丈夫なのですが、その土地に実際に行くだけで何かが変わります。
チンギス・ハーンの偉大な功績の一つに、アジアの東の果てからヨーロッパと接している西の果てまでの人や文化をかき混ぜたことにある、という話があります。
そのおかげで、シルクロードの周辺にはヨーロッパとアジアが融合した文化が生まれました。
今よりも人や物資の移動が困難だった時代でも、やはり人が行き来することはものすごく大きなパワーを生み出したのでしょう。
きっと今でも、それは変わらないのだと思います。
旅先で触れるもの、味わうもの、景色・・・そんなものが旅をする人のココロの栄養になりますし、そして旅をする人自体も、旅先の土地や人にとっての糧になるように思うのです。
3.旅から帰ってきた瞬間
以前にご紹介したジョーゼフ・キャンベルの「英雄の旅」にもある通り、旅先で得た宝物や霊薬を持って帰ること、旅は終息します。
「英雄の旅」では、それらの宝物を持ち帰った英雄は、故郷で王国を築くことになります。
旅先から帰ってみると、普段見慣れたはずの風景や人がいつもと違って見えた、というような経験はありませんでしょうか。
もちろんしばらくぶりに会った/見た、ということが理由ということもあるかもしれませんが、その人や風景を見る自分自身の眼が変わっているのです。
旅先の土地でいろんな空気を吸ったり、景色を見たり、人と話をしたりすることで、いつもの風景を外側から客観的に観ることができるようになります。
そうすることで今まで見えていなかった美点や長所が、また見えてくるのですね。
「旅をする」という最強の自己投資の恩恵は、これが大きいように思うのです。
すなわち、今ここにある幸せを感じやすくなる、ということです。
それは、普段の生活の中で意識して感じることもできなくはないのですが、やはり自分に投資することにコミットして、外の空気を吸ってくることが一番簡単なような気がします。
以上、最強の自己投資「旅に出る」ことでリターン、恩恵が得られる3つのポイントでした。
今日もお越しくださいまして、ありがとうございました。
どうぞ、ごゆっくりお過ごしください。