【言の葉割烹おおさき】へようこそ

人との別離で傷ついたココロは、人との出会いで癒される。私の辿ったそんな体験を、言葉にしてみたいのです。

過去、現在、未来をめぐる旅 ~熊野三山 訪問記

いらっしゃいませ、「言の葉割烹おおさき」へようこそお越しくださいました。

店主のおおさきです。

 

昨日に引き続いての熊野訪問記シリーズ。

昨日は熊野古道の中辺路・「発心門王子」から「熊野本宮大社」までを歩く熊野古道の道のりをご紹介しました。

 

今日はその後に熊野三山と呼ばれる「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」、「熊野那智大社」を参詣した訪問記を。

結果的に一日で熊野古道「中辺路」から熊野三山をめぐる弾丸ツアーになってしまい後半は時間的にギリギリでしたが、無事に三社をめぐることができました。

 

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熊野古道「中辺路」を経て「熊野本宮大社」に着くと、ちょうど朝駐車場に車を停めた正面と逆のところに出ます。

裏から入っていく感じですね。

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千年の昔から、多くの参詣者が険しい旅路を経ても参詣したかった熊野本宮大社

訪れたときには、しだれ桜が満開でした。

 

さてこの熊野本宮大社主祭神は「スサノオノミコト」で「阿弥陀如来」の化身だそうです。

阿弥陀如来」は人間が往生する際に、浄土へ導いてくれる仏さまであり、熊野本宮大社は「未来」へのご利益があるそうです。ありがたや。

 

平安の昔、それまで信仰のあった八百万の神さまたちと外来の仏教が習合し、仏や菩薩は八百万の神さまが形をとってこの世にその姿をあらわす、という「本地垂迹説」。

もう大昔に日本史の授業で習った単語を久しぶりに思い出しました。

 

その後の元寇による国粋主義の台頭や、黒船から明治維新に至り廃仏毀釈が起こったりと、外国と織りなす歴史の中で、日本人の宗教観も大きく変化していきましたが、私はこの外来の宗教さえも取り込んでしまうという大らかさが、日本の歴史の根底には流れているように思うのです。
 

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さて、熊野本宮大社では導きの神さま・「八咫烏」に出会えます。

「ボールをゴールに導いてくれますように」との願いを込めて、日本サッカー協会のエンブレムにもなっていて、日本代表のユニフォームにも必ずついていますね。

 

この写真の八咫烏が乗っているのは黒い郵便ポストで、境内で葉書と切手を販売しており、ここからお手紙を出すことができます。

お手紙大好きな私も、こちらでふと顔が思い浮かんだ方数名にお手紙を出してみました。

 

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正面の鳥居から社に向かう道。雰囲気がありますね。

 

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現在の熊野本宮大社の社は、明治期に水害を受けた際に移転したそうです。

もともと社があったところには、今は大斎原(おおゆのはら)と呼ばれ、ご覧のような大鳥居が立っています。

 

その中の社があった地点には、今は静かで厳かな広場になっていますが写真撮影禁止でした。

朝も早くまた熊野古道も歩いた疲れから、静かなその広場でしばし目を閉じて瞑想、ではなくてお昼寝してしまいました。

 

充電した後は、再び車に乗って次の「熊野速玉大社」に向かいます。

本宮からは車で40分ほど。熊野川沿いを戻っていき、田辺市の街中にひっそりとたたずんでいました。

 

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熊野速玉大社の主祭神は「イザナギノミコト」、「薬師如来」化身で、お参りすると「現在」のご利益が頂けるそうです。ありがたや。

 

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熊野権現の象徴として信仰されているという「梛(なぎ)」のご神木。

古くから道中安全を祈り、この梛の葉を懐中に収めてお参りすることが習わしだそうですが、後から知ったので葉っぱを頂くことはできませんでした。

 

徒然草ではないですが、「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」ですね。

 

さて、熊野速玉大社を出る頃には、午後4時前くらいになっていました。

ナビを最後の「熊野那智大社」にセットすると、そこからおおよそ30分。

スマホで調べてみると「熊野那智大社」は16時30分までで参詣が終了してしまうとの情報。

 

ここで迷うわけです。

さすがに身体も疲れている。

けれど、せっかくなので三社すべてに参詣したい。

間に合うかな。どうかな。

 

少しの間、巡しましたが、千年の昔にこの三社を参るために多くの人が遠くからあの熊野古道を歩いてきたと思うと、やっぱり「熊野那智大社」にもお参りしたいと思い、車を走らせることにしました。

 

もし、間に合わなかったら、このブログのネタになるし。

そう思うと、間に合っても間に合わなくても大丈夫だな、と足取りも軽くなります。

 

果たして、4時25分に「熊野那智大社」に到着することができました。

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この「熊野那智大社」は「イザナミノミコト」、「千手観音」の化身だそうで、訪れる者の「過去」にご利益を授けるそうです。

 

4時半を過ぎても、まだ参詣している方も境内にたくさんいらっしゃって、焦らず参詣することができました。

やはり失敗を許せるようになると、失敗しなくなるようです。

 

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熊野本宮大社でもあった「八咫烏」が、この那智大社にもいらっしゃいました。

またお会いできましたね。

 

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那智大社からの眺め。

和歌山の森は、本当に「リアルもののけ姫」の雰囲気があり、八百万の神さまがたくさんいらっしゃるように思えます。

 

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那智大社からの帰り道。

もうところどころで桜が満開でした。

名古屋はまだ咲いていませんでしたので、とても得した気分になります。

 

そんなこんなの弾丸熊野ツアーを無事に終え、帰途につくのでした。

名古屋まではやはり5時間ほどかかりましたが、充実した旅路のおかげか、楽しくドライブすることができました。

 

過去、現在、未来をめぐる熊野三社の旅、また訪れたくなるいい旅でした。

 

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今日もお越し頂きまして、ありがとうございました。

どうぞ、ごゆっくりお過ごしください。

 

 

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