大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」に至るまでの、記録と変遷のブログ。

優しさと力強さはコインの裏表 〜やさしくおいしいアイスクリームに寄せて

今日も引き続き人のご縁シリーズです。

 

人を惹きつける人は、男性女性かかわらず両性の魅力を醸し出しています。それは車の両輪のように、右足と左足のように、その人に厚みと深みを与えていると思うのです。

 

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その方と直接仕事をさせて頂いたのは、バレンタインのイベントくらいだったように思う。

 

けれど商材と似つかぬ、あの存在感を放つ体躯と、冷凍チャンバーのアイスのストックは私にとって種々のイベントの中の日常だった。

 

その仕事をさせて頂いたとき、媒体商品を持ってプレゼンに来て頂いた。これまた師走近くの忙しいさなか、会議室をおさえるということをいうことを失念して、社員食堂にお通ししたのを覚えている。


そんな若輩の不躾を気にもせず、笑いながらコラボチョコをプレゼンして頂いた。

 

話し方、仕事ぶり、声、雰囲気からどこか女性的な魅力を感じるのは、私だけだろうか。


確固たる自信と、推進力、それに内在する包容力。そうでなければ、あの花街で甘味処を繁盛させられるはずもないのだけれど。

 

優しさと力強さはきっと同じコインの裏表なのだろう。

 

街角のソフトクリームに、ふとそんなことを思った。

 

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2017.5.9
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そのお方、京都・祇園にある「祇園きなな」さんの店主・大本勝司さん。「祇園きなな」さんのホームページはこちらです。

 

京都の四条大橋を渡って八坂神社へ向かっていき、花見小路通りを南側へ入って、さらに二軒目を右折。その次の筋を左折すると、京都の街に溶け込んだ「京きなな」の看板見えてきます。

 

ええ、方向音痴ですが頑張りました。

・・・うそです。ホームページのアクセスからのコピペです。

 

実際に伺うと、四条通りの賑やかさから一本入るだけで本当に静かな京都風情あふれる街並みのなかに佇んでいます。

 

そんな「祇園きなな」でつくられるのは、丹波黒大豆を使用した「きなこ」をベースにした和素材のアイスクリーム。「やさしく、おいしく」を理念に、化学的な着色料・保存料一切不使用、しかも卵も不使用と徹底しています。聞けばこのアイスのルーツは、かつて京都にその名を轟かせた名店「一碗」で供されたデザートにルーツをもつ、由緒正しきアイス。

 

祇園本店では文字通りの「できたて」のアイスクリームや、それを使用したパフェ、ケーキなどが頂けるほか、カップアイスはお取り寄せにも対応しています。

 

 

そんなやさしくおいしい「祇園きなな」の店主・大本さん。

どんな優男かと思いきや、元ラガーマンの立派な体躯。おそらくどれだけ酔っ払っていても、軽くワンパンで瓦10枚は割れそうな大男。私も初めてお会いしたときは、どきどきしました。うそですが。

 

そんな大本さんが売場に立つと、なぜかアイスクリームたちが美味しそうに見えるから不思議です。あの熊さんのようなゴツい手で、チャカを磨いたり木刀を素振りしたりするのではなくて、カップにパフェを盛り付けているのを見ると、なぜかパフェが輝きだすのです。

 

昔、大本さんは仰ってました。

 

料理人としての資質で大切なことのひとつは、血色がいいこと。

 

まさに大本さんがそれです。この人が作る食べものは間違いなく美味しいんだろうなーというホルモン、ではなくてオーラを醸し出しています。

 

 

それはきっと、大本さんの人としての厚みと深みからくる魅力なのでしょう。

その魅力は、力強さや突き進む力といった男性的な魅力だけを磨くだけでなく、包容したり受け止めたりといった女性的な部分も磨いてこそ、身につけられる厚みと深さだと思うのです。

 

きっとそれは車の両輪や、右足と左足、コインの裏表のように、大本さんのこれまでの経験の中で両方が培われてきたものなのでしょう。

だから「祇園きなな」のアイスクリームがやさしくおいしいのは、昨日今日で出来あがったものではなく、一人の人間がこれまで歩いてきた道がそうだったから、なのだと思うのです。

 

 

さて、アイスクリームが売れるのは25度前後の気温の時期と言われます。それを越すとかき氷や飲料になりますね。なぜこんなクソ寒い時期にこのネタを書いたかというと、「きなな」さんもまた、このバケモノのような祭典に出ておられる応援なのです。

 

 

熱気に包まれる会場の中で食べるパフェは絶品です。

やはりアイスが美味しいのは25度なのは間違いなさそうです。

 

どうぞ、ごゆっくりお過ごしください。