大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

魔法の言葉、「ツイテル」

経営の神様、故・松下幸之助さんの逸話で、就職試験を受けに来た学生に対して「あなたは運がいいですか?」と問いかけ、「はい、運がいいです」と答えた学生は即採用していたそうです。

運、というのもそのようなものかもしれませんね。

運がいいと思えばそうなり、悪いと思えばそうなる。

今日はそんなテーマを。


 

魔法の言葉、「ツイテル」。

ここのところ雨続きだったのに綺麗な朝焼けが観れたり、おまけにレアな形の富士山が見えたり、ホテルでなぜかいい部屋に変わっていたり、いつもお酒が美味しかったり、

ようわからんけど、「ツイテル」。

けれど本当に最強なのは、何が起こっても「ツイテル」という魔法の言の葉をつぶやくこと。

あくまで起きていることはフラットであり、ただ在るだけであり、どこまでもニュートラル。それに意味づけをしているのは、私。

今日雨だけどツイテルとしたら、なんでだろう。

仕事でミスしたけどツイテルのは、なんでかな。

すごく腹立たしいことがツイテルとしたら、なぜだろう。

バンパーがりがりしちゃったけど、ツイテルのはなぜかな。

 

ツイテル、ツイテル。

そうつぶやきながら、しばらく汚泥の中からでも砂金を見つける練習をしてみよう。案外簡単に砂金は見つかるのかもね。

ただし砂金は高下駄を履いたジコ坊に渡すと、ものすごくピンハネされるから要注意。

でも、お粥をすすりながら

「人はいずれ死ぬ。遅いか早いかだけだ」

とか、

「いやあ、まいった、まいった。バカには勝てん」

とか教えてくれるから、それもツイテルのかな。

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2017.10.20


 

似たような話で、自信には2種類あって、

一つは鍛え上げて成長して強くなって自立して、「自分はできるんだ!」という自信。

もう一つは、

自分はまだまだで、未完成で、へたくそで失敗もするし、それで傷ついたりもするんだろうけども、それでも何か分からないけど大丈夫、という自信。

どっちも自信には変わりないのだけれど、前者の方は時にぽきっと折れてしまうこともあるけれど、後者は何があっても大丈夫。だから根拠のない自信こそ、最強だと思うのです。

どんなことが起きても、

ツイテルー!

とつぶやくことが出来たら、最高に幸運な生き方だと思うのですが、いかがでしょうか。

 

ジコ坊は「もののけ姫」からですが、それにしても懐かしいですね。

どうぞ、ごゆっくりお過ごしください。