大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

30年ぶりに見つけたアイツが教えてくれるもの

日常の細部を見つめると、意外と満たされていることに気づきます。


 

娘と義実家近くの畦道を小一時間散歩。

暫し一緒に探して見つけた幸せの戦利品。

30年ぶりくらいに見たなぁ。

日常の細部に目を凝らすことは、たくさんの気づきと癒しをもたらしてくれる。

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2017.5.6


 

今日は早いでしょ?

だって今日のタイトルだと気になるから、と思いまして。サムネイル画像でバレないように、違う画像にしてみました。

四つ葉のクローバー。

幼い頃に住んでいた家の裏にシロツメクサがたくさん生えている空き地がありまして、そこで小学生くらいのときに探して以来、30年ぶりくらいに見つけた幸運のアイテムです。

 

例えば何かに対しての不満や、何かしなくてはという焦りや、他の人と比べての嫉妬などといったネガティブな感情は、欠乏感が引き起こすようです。

何かが、足りない、という欠乏感。どこか、満たされないという想い。不思議なことにそうした想いは、もし足りないと思っているものが手に入ったとしても、満たされることはありません。

丹精込めた愛情も、豪華なフルコースも、プレゼントも、はたまたお金にしても。欠乏感がある状態では、「これじゃない!」と受け取り拒否をしてしまいがちです。そこに「在る」ものよりも、「無い」ことにフォーカスしてしまっていると、周りの全ては「無い」ものだらけになります。

 

そんなときは、少し深呼吸してお散歩するのもいいかもしれません。

私が「無い」ものにフォーカスしてしまっていたとき、運転しながら、散歩しながら、そこに「在る」ものを指差しして呼称してました。

「信号機」「コンビニ」「ツツジの花」「電信柱」「ネコちゃん」「稲」・・・

傍から見るとアブない人ですね。

けれど、これ続けていると結構「効く」んです。諸々のことは、決して「無い」わけではなくて、ただ無関心に通り過ぎていただけだと気付きます。

 

そして「在る」ことに気づくと、不思議と満たされていきます。

足りないものは何もないことに気付きます。

要はいま「在る」ものを受け取れるようになるのですね。

すると満たされるから、周りに与えたくなります。

周りに与えられるようになります。

循環して周りからまた違った形で受け取れるようになります。

そうすると、ますます満たされます。

・・・以下略、です。

 

四つ葉のクローバーは、30年もの間どこかに行っていたのでしょうか。

そうではなくて、見ようとしていなかっただけ、なのでしょう。

あなたさまがいま足りないと感じるものは何でしょうか。

その「無い」ものを探すよりも、目の前にある風景の細部を見つめる方が、ずっと満たされるのかもしれません。

 

早いもので今日から11月、霜月ですね。

急に気温も下がって、いよいよ冬支度の季節です。

身がたっぷりつまった牡蠣も入ってきております。

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王道の白ワインもいいですし、辛口の純米吟醸で合わせるのも最高ですね。

どうぞ、ごゆっくりお過ごしください。