大嵜 直人のブログ

別れによって傷ついたココロは、出会いで癒される。私が辿ったそんな物語を「書く」に至るまでの、記録と変遷のブログ。

見てくれ、この脚! ~1975年 阪神3歳ステークスに寄せて

平成の競馬ブームの立役者がオグリキャップなら、 昭和のそれはハイセイコーである。 残念ながら、私はいずれもその両馬の走りをリアルタイムで見ることは叶わなかった。 初めて見た三冠馬はナリタブライアン。 1994年秋、淀の直線を独走する彼を、関西…

言えなかった言葉と、癒えなかった傷

言えなかった言葉たちの裏には、 どうしても愛してほしかった自分がいる。 暗い部屋の中で膝を抱え、虚ろな目をしている私。 暗い闇の中で、差し出される手に悪態をつく私。 欲しいものが手に入らず、癇癪を起こして床をのたうち回る私。 彼らを封印して仮面…

ふっくら牡蠣を炊く技法に、一期一会を想った日。

昨日に引き続き料理のエントリー。 立派な牡蠣を頂いたので、これをどう料理しようか悩む。 ちなみに殻付きのセルガキも一緒に頂いたのだが、あっという間に殻だけになってしまい、写真を撮るのを忘れてしまった。 カキフライもいいし、牡蠣飯もたまらないし…

クツクツ煮える「おでん」を眺めながら、「好き」について考えた日。

ものごとを抽象化してみるということは、結構大切なことのように思う。 自分の嬉しかったこと、楽しかったこと、ワクワクしたこと・・・ そんな出来事を抽象化してみると、自分の心の琴線という目に見えないものが具体的になってくる。 たとえば、学生のとき…

断酒日記 【39日目】

さて、断酒も1か月を無事に越えた。 昨日も旧知の方と会食だったので居酒屋に入ったのだが、私はノンアルコールビールとウーロン茶で済ますことができた。 さすがに目の前で生大(中ではない)を見ると喉が鳴ったが、ノンアルコールビールでうまくやり過ご…

「痛み」について

「痛み」について。 「痛み」は、最初はある特定の事象への反応として現れる。 愛する者との別離。 打ち砕かれた青い夢。 周囲からの無理解と批判。 子どもの治らぬ病。 もう戻らないあの美しい時間。 届かなかった胸の奥底の想い。 ・・・それらは悲しさと…

吐く息の白さに驚く朝に、虹を見た日。

今日はこの冬初めてのような寒波の朝だった。 名古屋の最低気温は3℃。 週の半ばまでは、最高気温が20℃を超えて夏日に迫る陽気の日もあったことを思うと、夏・秋・冬と一回りの気候がこの一週間で巡ったように感じる。 吐く息の白さに驚き、いよいよ冬がや…

師走の夕暮れ。

師走の夕暮れは、早い。 正午を過ぎて少し経ったかと思うと、 あっという間に辺りが暗くなっている。 もう2週間後には冬至なのだから、 それも当たり前といえば当たり前なのだが。 一年のうちでもっとも、陰極まる時候。 昼の時間が短いと、一日が短く感じ…

大雪と、新月に。

今日は二十四節気の一つ、大雪。 いよいよ、山々が雪に覆われ始め、 本格的な冬の到来が目に見えてわかる時節。 つい先日まで12月とは思えない陽気の日もあったのだが、 この週末はいよいよ寒波が訪れるようだ。 目に映る世界は何も変わっていないように見…

返歌。

自分の中で思い出したくもない宿痾のような光景を、 10月のおわりに衝動に駆られて書き殴った。 kappou-oosaki.hatenablog.jp 周りの善き人の好意を、ずっと受け取れなかった話だ。 多かれ少なかれ、ずっと私は周りから受け取ることを拒否してきた。 いま…

サービスエリアとソフトクリーム。

朝から一人になりたかった。 そんな日がときどきある。 寂しがり屋だが、一人の時間も私にとっては非常に大切だ。 要は天邪鬼なのだろうが、ストレングス・ファインダーの資質の8位に「内省」、9位に「社交性」と相反するような資質が近くにいるのが、それ…

それはそれとして。

歯医者に口を開けているとき、 ただ時間が早く過ぎるのを我慢するだけだ。 実は本当に痛くて怖いのは、 長く待たされる待合室の時間なのかもしれない。 = 「痛み」の中にいるとき、不思議と痛みは感じない。 「痛み」に限らず、自分の感じていることを理解…

砂を噛むように、夢を見よう。

手厚く負けたときこそ、胸を張るように 砂を噛むようなときこそ、夢を見よう。 2018年11月30日、特急しらさぎに揺られて描いた私の物語を、ここに残しておこうと思う。 図らずも「ギフト」の月、その最後の日だった。 どう生きたいのか。 ひいては、…

また会いたいな。

傷つくほどに、繊細になれた。 繊細になるほどに、分離していった。 分離するほどに、孤独になれた。 孤独になるほどに、奥歯は磨り減っていった。 磨り減った奥歯の欠片は、 優しさになった。 優しくなるほどに、世界は美しくなった。 あなたのいない世界は…

必要なものは、必要なときに ~東京・渋谷区「明治神宮」訪問記

初めて明治神宮を訪れたので、その訪問記を。 学生時代に川崎市に4年間下宿していたのに、一回も訪れたことがなかった。 もっといろんな場所に行っておけば、と今になって思うのだが、必要なものは必要なときに与えらえるのだろう。 = 地下鉄の明治神宮前…

「それ」よりもだいじなもの ~東京・港区「泉岳寺」訪問記

上京した際に、赤穂義士が祀られている港区の「泉岳寺」を訪れた。 半年前にも訪れたのだが、そのときのエントリーはこちら。 kappou-oosaki.hatenablog.jp 6月上旬に訪れたその際は、小雨の降る曇天の空模様と相まって、四十七人の墓地に線香を手向け、手…

日本に生まれた幸せを噛み締める味 ~東京・「東新宿 炭火割烹 倉乃介 発酵と熟成の幸」訪問記

半年ぶりに東京は東新宿の「倉乃介」さんの暖簾をくぐることができたので、その訪問記を。 以前のエントリーはこちら。 kappou-oosaki.hatenablog.jp = この日は午前中仕事をしたあと、名古屋から新幹線に飛び乗り、品川~渋谷~東新宿まで移動する行程だっ…

断酒日記 【26日目】 ~これまでの断酒のメリット・デメリットのまとめ

さて、断酒26日目である。 もうそろそろ1ヵ月なので、これまで私が断酒を続けてきて「よかったこと」・「悪かったこと」をまとめてみようと思う。 よく飲んでいた以前の私を知る方からときどき聞かれることがあるのだが、私は決してこの日記で人に断酒を…

Don't think !! FEEL !!!!

チャック・スペザーノ博士の名著「傷つくならば、それは愛ではない」の写経を、まだしぶとく続けている。 だいぶ億劫にもなってきたが、せっかくなのであと1ヵ月書き切って1年間完走したいと思う。 今日はその一節に、なるほど!と考えさせられることがあ…

I was there. ~第38回ジャパンカップ 観戦記

平成最後のジャパンカップを観戦に、東京競馬場を訪れた。 ジャパンカップを現地で観戦するのは初めてである。 振り返ってみると、府中を訪れたのもエイシンフラッシュが勝ったダービー以来だから、約8年ぶりである。 ずいぶんと離れてしまったものだ。 時…

断酒日記 【24日目】 ~「当たり前」と「手放し」について

さて、断酒24日目である。 酒とタバコでいうと、タバコの方がやめるのが難しいとよく聞く。 けれども、どっぷりと飲んで吸っていた生活からどちらも断った私からすると、確かに禁煙は何度も挑戦しては失敗してきた経験があるのだが、断酒は「そもそもやめ…

夜中に甲殻類と格闘したお話し

知人の方から伊勢海老を頂いた。 発泡スチロールの箱から取り出すと、元気に跳ねていたエビさん。 しかしここまで大きいと映画「プレデター」のようなモンスター感満載である。 届いたのが平日の夜だったため、どう調理しようか迷う。 お造り、塩焼き、殻ご…

晩秋の冷たい空気のもとに、凛と咲く桜に寄せて

今年一番の冷え込みとなった11月下旬の朝。 吐く息は白く、風は冷たい。 もう季節は冬といっていいくらいだ。 見慣れた風景の通勤路の途中で、木々が淡いピンクに色づいているのに気づく。 一瞬、逡巡したが、車のハンドルを右に切って、その公園のような…

やはり、新幹線は魔法だ。

上京する新幹線の中でこれを書いている。 席についてほっと一息ついたと思ったら、もう豊橋を通過したらしい。 つい先ほどまで仕事のデスクの前に座っていたはずなのに、もう1時間と少しもすれば、品川に着くだろう。 新幹線は魔法だ。 = 久しぶりの上京に…

The Artist's Way 【16日目/第1章 安心感を取り戻すー6】

ジュリア・キャメロン著 「The Atrtist's Way(邦題:ずっとやりたかったことを、やりなさい。)」 の実践ワーク16日目。 「モーニング・ページ」を書き始めて14日目。 ちょうど2週間である。 本書の内容に沿うならば、1週間ごとにさまざまな「ワーク…

書評:根本裕幸さん著「人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本」に寄せて

今日は書評を。 明日11月22日(木)に発売となる、根本裕幸さん著「人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本」(大和書房)に寄せて。 著者から原稿を拝見させて頂き、発売前の本のレビューを書くという人生で初めての経験をさせて頂くことになった。 気張ら…

断酒日記 【18日目】

断酒も「the Artist's Way(邦題:ずっとやりたかったことを、やりなさい。)」の実践ワークも、ぼちぼち続けており書くネタには事欠かないのだが、いかんせんここのところバタバタしており、更新が滞り気味である。 「あまり完璧なアウトプットを求めず、と…

誰が書いているのか分からないが、人生は完璧なプロットだ。

週末の日曜日。 息子に急き立てられて車を走らせた先は、幼い頃に母親の車で訪れた公園だった。 港沿いの大きな国道を走らせ、北へ曲がる。 私を乗せた私の車は、きっとその反対方向から来たのだろう。 それが合流する交差点で左折すると、見覚えのある大き…

「嫌われる勇気」私論 ~書くことへの覚悟

「他人から嫌われる」ということは、2つのパターンがあるように思う。 一つは、自分が自分のことを嫌いで、それを他人に投影しているパターン。 もう一つは、純粋に他人が自分を嫌っているパターン。 その上でなのだが、自分に正直に生きていくほど、どうし…

We will rock you. ~1989年 マイルチャンピオンシップに寄せて

UKの誇る伝説のロックバンド、「QUEEN」。 全世界でシングルとアルバム合計3億枚を超えるセールスを記録した、モンスター・バンドである。 1991年にリード・ボーカルのフレディ・マーキュリーが亡くなってからも、彼らの音楽は多くのロックバンドやアー…