この世界という舞台が面白いのは、ハムレットはずっとハムレットではいられず、いつしかオフィーリアに交代しなければならないということだ。
自分が何を感じたかをたいせつにすること。それは、ひとえに自分という存在の生を、信頼することに他ならない。
「繊細さ」は、エネルギーであり、芸術性であり、中心である。それは、回っている時計や車輪の中心点だ。いまこの瞬間を、この目の前の人を、どこまで「繊細に」見ることができるのか。それによりエネルギーの質も芸術性の高さも純粋さも、変わってくる。
花は白亜紀に初めて咲いたんだよ。真冬のような冷たい風に咲く山茶花をしげしげとながめる私に、最近恐竜熱が再燃している息子が教えてくれた。
いまそこにある奇跡。考えてみれば、虹だけでもなくて目に映るものすべてがそうなのだろう。
弱みや短所と思っていることこそがその人の才能の源泉。それと強みが重ねあわさったときに、その人特有の才能が生まれる。
「自分の在り方」を考えたときに、崇高なみんなに見られても恥ずかしくない自分でないといけないと思ってしまいがちだ。けれど、そうじゃないんだ。